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Windows 10の次期大型アップデート「RS2」は2017年3月か:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/2 ページ)

» 2016年10月20日 08時00分 公開
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 Windows 10の公開から1周年を記念した大型アップデート「Anniversary Update」。多くのユーザーに期待されて登場したものの、「アップデート後に一部のPCでフリーズが発生する」や「累積的アップデートの適用がうまくいかない」など、配信後のトラブルで停滞していた印象だ。

 しかし、Anniversary Updateの不具合を修正する更新プログラムが配信されたり、10月に入ってからはWindows Insider Programの参加者向けに累積的アップデートの不具合問題を解決するスクリプトが公開されたりして、問題は沈静化しつつある。

Anniversary Update 2016年8月2日に配信が始まったWindows 10の大型アップデート「Anniversary Update」

幅広いWindows 10デバイスでAnniversary Updateが利用可能に

 Anniversary Updateは8月2日に公開されたPC版をはじめ、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)デバイスの「HoloLens」、そしてゲーム機の「Xbox One」向けにも配信が始まっており、幅広いWindows 10デバイスで利用可能だ。そして10月12日、ついに大画面デバイス「Surface Hub」向けのAnniversary Updateである「Windows 10 Team Anniversary Update 1607」の配信も始まった。

 Surface Hub向けのAnniversary Updateは、既存の諸問題やパフォーマンスの改善が主な内容だが、「プリインストールアプリが全てWindows Inkに対応」「EdgeブラウザでのFlashコンテンツサポート」といった具合に、大きく変わった部分もある。

Surface Hub 電子黒板的な利用が可能な55型/84型の大画面Windows 10デバイス「Surface Hub」。こちらにもAnniversary Updateが提供された

 これで、PCプラットフォーム的なWindows 10ファミリー製品は全てAnniversary Update対応となった。

ジワジワと広がるHoloLens(Windows Holographic)の世界

 10月13日に「PlayStation VR」が発売され、一般にもVR(仮想現実)対応HMDが注目を集めているが、Microsoftが開発を進めている独自のHMDと言えばHoloLensだ。AR(拡張現実)より進んだ概念として、現実世界と仮想現実が融合した「複合現実(Mixed Reality:MR)」の実現を目指している。

 このHoloLensについては10月に入り、提供国としてオーストラリア、アイルランド、フランス、ドイツ、ニュージーランド、英国の6カ国が新たに加わり、既存の米国とカナダを合わせて全8カ国が出荷対象国となった。ラインアップは開発者向けキット「Development Edition」(3000ドル)と、それにビジネス向けの機能を加えた法人向けキット「Commercial Suite」(5000ドル)が用意されている。

HoloLens 出荷対象国が8カ国に広がったWindows 10搭載HMD「HoloLens」

 HoloLensの初期出荷分は2016年初夏の時点で全て発送が完了しており、これまであった「1オーダーにつき最大2個」という制限が外れている。対象国の拡大もこの緩和策の一環とみられ、サードパーティーにさらなるアプリ開発を促す狙いがあるのだろう。

 2016年12月には中国の深センで開発者向けイベント「WinHEC Shenzhen」が開催され、HoloLensや他社のHMDにも対応するMR対応プラットフォーム「Windows Holographic」のスペックや動作要件に関した仕様の詳細が明らかになる見込みだ。Windows Holographicに準拠した最初のサードパーティー製品もこの場でデモストレーションが行われるとみられる。

 Microsoftは2017年に行うWindows 10向けのアップデートで機能を強化し、一般的なPCでもWindows Holographicを利用可能にする予定だ。

Windows Holographic HoloLensだけでなく、通常のメインストリームPCにもWindows Holographicの仕組みを提供。2017年のWindows 10アップデートで対応する予定だ
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