GTX 1080入り超小型ベア「ZBOX MAGNUS EN1080」がついに登場!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2016年11月28日 14時23分 公開
[古田雄介ITmedia]

「VR目的以外でもニーズがあるかも」――ZBOX MAGNUS EN1080の評判

 先週のアキバ自作街で目立っていたのは、ZOTACの超小型ベアボーン「ZBOX MAGNUS EN1080」だ。10月下旬に登場した「ZBOX MAGNUS 1070/1060」の上位にあり、ZOTAC創業10周年記念モデルでもある。税込み価格は28万円強。

 なお、120GバイトSSDにWindows 10 Home(64bit)をプリインストールした完成体モデル「ZOTAC ZBOX MAGNUS EN1080 Windows 10 Home」も同時発売している。こちらは税込み31万円強だ。

ZOTAC「ZBOX MAGNUS EN1080」と「ZOTAC ZBOX MAGNUS EN1080 Windows 10 Home」

 幅と奥行きは下位シリーズと変わらないが、冷水冷キットを採用した関係で高さは2倍強になっており、203(幅)×225(奥行き)×128(高さ)mmと電源ユニットに近い形状になっている。内部にはGeForce GTX 1080のほか、Core i7-6700やIEEE802.11ac+Bluetooth 4.2アダプタなどがあり、DDR4 SO-DIMMスロット2基とM.2(PCIe x4)スロット1基、2.5インチSATAドライベイが並ぶ。背面にはHDMIとDPポートが2基ずつ配置され、フロントにもVRヘッドマウント向けのHDMI端子がある。最大4系統の映像出力が可能だ。

 完成体の「〜Windows 10 Home」はM.2スロットに120GB SSDが挿してあり、8GB メモリと1TB HDDを搭載している。

 大量の在庫を抱えにくいタイプの製品なうえ、10月下旬から登場がウサワされていただけあって、初回はいくつかの店舗で売り切れがみられた。TSUKUMO eX.は「待っていた方に即注文されました」と語る。

 下位モデルと同じく、コンパクトな本格VRマシンを求める人に支持されていると見られているが、パソコンSHOPアークは「ここまでの仕様だと、単に小型で最強のハイスペックマシンを求める人まで範囲が広がりそうです。ニッチのなかで汎用性が出てくる、みたいな」と話していた。

4画面出力をアピールするパソコンSHOPアークのPOP

下位の「ZBOX MAGNUS 1070/1060」は街全体で比較的潤沢だ

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月10日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  3. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  4. M4チップ登場! 初代iPad Proの10倍、前世代比でも最大4倍速くなったApple Silicon (2024年05月08日)
  5. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. iPad向け「Final Cut Pro 2」「Logic Pro 2」登場 ライブマルチカム対応「Final Cut Camera」アプリは無料公開 (2024年05月08日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
  10. パナソニックがスマートTV「VIERA(ビエラ)」のFire OSモデルを6月21日から順次発売 Fire TVシリーズ譲りの操作性を実現 (2024年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー