契約できたら、ノートPCをdocomo Wi-Fiに接続します。
docomo Wi-Fiには3つのアクセスポイント名(SSID)があり、それぞれ通信の暗号化方法と認証方法が異なります。
それぞれのSSIDに対する接続マニュアルは、NTTドコモのWebサイトにOS別・ログイン方法別にPDFファイルとして掲載されています。Web認証を利用するSSIDに接続する場合は「かんたんログイン機能」、自動ログインとなるSSIDに接続する場合は「自動ログイン機能」のPDFファイルを参照してください。
マニュアルに従って必要な設定を行えば、接続準備は完了です。ただし、docomo Wi-Fi for visitorの契約者は「0001docomo」のアクセスポイントを使えません。注意しましょう。
docomo Wi-Fiエリアに来たら、ノートPCの無線LAN機能を使ってdocomo Wi-Fiに接続します。エリアは、専用サイトで探すこともできます。
Web認証が必要なSSIDで接続した場合は、Webブラウザで認証を行います。Webブラウザを起動して、任意のサイトを表示しようとすると自動的に認証ページに移動します。一部のOSでは、Web認証が必要であることを検出してアラートを出したり自動的にWebブラウザを開いてくれたりする場合もあります。
認証画面が出てきたら、ユーザーIDとパスワードを入力して「ログイン」をクリック(タップ)します。この際に「次回からユーザID/パスワードの入力を省略」にチェックを入れておくと、次回ログイン時からワンクリックでログインできる「かんたんログイン」を使えるようになります。かんたんログインは、ID・パスワードの最終入力日から30日有効です。
ただし、この認証画面は継続利用プラン用のものです。docomo Wi-Fi for visitorの利用者は認証画面の左上にある「docomo Wi-Fi for visitor」というリンクをクリック(タップ)すると、専用の認証画面に移動できます。
認証に成功すれば、ノートPCはインターネットの世界とつながります。接続を終了する場合は、認証画面の「Logout(ログアウト)」をクリック(タップ)します。特に、1つのIDを2台以上の端末で共有している場合は確実にログアウトしましょう。
先述の通り、「0001docomo」と「docomo」のSSIDは自動ログインに対応しています。事前に設定をしておけば、当該SSIDに接続するだけでインターネットの世界に入ることができます。
自動ログインを利用する際は、明示的にログアウトできません。当該SSIDとの接続を切断して約30分ほど待つと、ログアウト扱いとなります。2台以上の端末で1つのIDを共有する場合は、自動ログイン機能を使わない方がむしろ利便性が高まるかもしれません。
なお、自動ログインに利用しているIDが別の機器で使われている場合、Webブラウザで任意のサイトを開こうとすると通常は出ないはずの認証ページが表示されます。ログインしている別の機器も自動ログイン(スマホ・タブレット・ルーターのSIM認証を含む)を利用している場合、約30分間は何もできないことになりますので注意しましょう。ちなみに、筆者は約30分待つことがおっくうになり、月額300円プランを契約して、そちらのIDで自動ログインを使うようになりました。
この記事では、docomo Wi-Fiについて解説しましたが、他にもいろいろな公衆無線LANサービスがあります。今後、複数回にわたって主要な公衆無線LANサービスについて解説していきますのでお楽しみに!
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