日本HPは2月10日、画面が360度回転する2in1ノートPC「Spectre x360 13-ac000」シリーズを発表し、同日から受注を開始した。出荷開始予定は、販路・モデルによって異なる(後述)。
Spectre x360 13-ac000は、2015年10月に発表された「Spectre 13 x360 Limited Edition」の後継モデル。
ボディーはたわみに強いアルミニウム製のユニボディーとなった。狭額縁デザインを採用することで、画面サイズはそのままに同社の11.6型ノートPCと同等のコンパクトさを実現している。また、最厚部の厚みも2.1mm削減した。カラーはSpectreでおなじみの「アッシュブラック」(ブラックとカッパーのツートーン)に加えて、モノトーンの「ナチュラルシルバー」を選択できる。
CPUはモデルによってCore i5-7200U(2.5〜3.1GHz)またはCore i7-7500U(2.7〜3.5GHz)を搭載する。メインメモリはモデルによって8GBまたは16GB(LPDDR3)を備える(増設・変更不可)。ストレージはPCI Express接続(NVMe)のSSDで、容量はモデルによって256GB・512GB・1TBのいずれかとなる。
ディスプレイは13.3型のIPS液晶で、解像度はモデルによってフルHD(1920×1080ピクセル)またはUHD(4K:3840×2160ピクセル)となる。画面はタッチ操作とアクティブペンに対応しており、一部モデルには「Spectre アクティブペン」が付属する。なお、付属しないモデルでも「Microsoft Pen」プロトコルと互換性のあるデジタルペンを別途購入すればペン操作は可能だ。
本体インタフェースは、左側面にUSB 3.1端子(Type A)とイヤフォンマイク端子を備え、右側面にThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)×2(USB PD対応)を備える。
画面上部には約200万画素のWebカメラと赤外線カメラを備えており、「Windows Hello」の顔認証に対応する。本体スピーカーは先代に引き続き「Bang & Olufsen(B&O)」と共同開発したものを採用しているが、本体底面の2つに加えてキーボード面にも2つスピーカーを備える「クアッドスピーカー」構成となっている。
バッテリー駆動時間は、UHDディスプレイモデルが約9時間、フルHDディスプレイモデルが約15時間(JEITA 2.0基準)となる。本体サイズは約307(幅)×219(奥行き)×13.9〜14.9(厚さ)mmで、重さは約1.31kgだ。
モデルは大きく以下の3つを用意する。いずれも、Windows 10 Homeをプリインストールしている。
量販店では「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」のライセンス付きのベーシックモデルのみ販売する。想定販売価格は18万円(税別)で、3月下旬から順次出荷を開始する予定だ。
Web直販(HP Directplus)では、全てのモデルを取り扱う。Officeライセンスの有無(ありの場合はエディション)は購入時に選択できる。販売価格は13万9800円(税別)から。ベーシック・スタンダードモデルは2月下旬から、パフォーマンスモデルは3月下旬から順次出荷を開始する予定だ。
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