見どころは“見た目”だけじゃない! VoodooPCの血を引くひし形ゲーミングPC「OMEN X by HP 900-070jp」を試す【追記あり】(3/4 ページ)

» 2017年03月08日 16時30分 公開

フロントパネルは光り方をカスタマイズ可能

 中身の話から外観の話に戻ろう。フロントパネルは4つの四角あら構成されるデザインとなっているが、これは製品名「OMEN X」の「X」を表しているという。それぞれの四角の辺とOMENロゴの部分は、ゲーミングPCらしくLEDで発光するギミックを取り入れている。

 LEDはフルカラー仕様で、発光パターンはプリインストールされている「OMEN Conrol」から設定できる。発光設定は9つあるライティングゾーンを好みの色彩・輝度で光らせる「シングルカラー」、ライティングゾーンに1〜300秒間隔で変わる色のパターンを最大4つセットできる「カラーショー」、CPUやGPUの温度に連動して色が変化する「システムモニター」と、再生している音楽の周波数に応じて色が変化する「オーディオショー」が用意されている。

光るパターン(その1)光るパターン(その2) フロントパネルにはLEDが仕込んである
OMEN Control LED調整用ユーティリティー「OMEN Control」。1秒から300秒間隔で指定したカラーに変化させたり、CPUやGPUの温度に応じて色を変化させるといったことができる

インタフェースも充実 2.5インチ/3.5インチストレージは容易に脱着可能

 通常のデスクトップPCなら、各種インタフェース類は本体正面と背面にあるだろうが、OMEN Xの場合は本体右側面と背面に集中している。

 本体右側面にはマイク入力端子、イヤフォンマイク端子、USB 3.0端子×2(うち1つは常時電源供給対応)、USB 3.0 Type-C端子×2、SDXCメモリーカードリーダー×1が備えられている。

 その下には2.5インチ/3.5インチ兼用のストレージベイが4つ付いている。ベイのうち1つには標準で3TBの3.5インチHDDが搭載されているが、残りの3つには好きなHDDまたはSSDを買ってきて装着できる。Serial ATA回りのケーブルはすでに結線済みなので、ベイにHDD・SSDを装着してベイをしまえば「装着完了」だ。ただし、標準状態ではベイを引っ張り出すためのストラップが表に出ている。ストレージの盗難防止の観点からストラップは奥にしまっておくことをお勧めする。ストラップをしまった後のストレージベイの取り出しはフロントパネルに収納されている板状工具を使って行う。

 さらに下には、スリムタイプのBlu-rayドライブが装着されている。ただし、斜め下向きに付けられているため、位置的にはやや使いにくさを感じる。光学ドライブを頻繁に使う人は右側面はアクセスしやすいようにスペースを空けておいた方が良いだろう。

右側面全景 右側面。各種インタフェース類だけではなく、ストレージも集中配置されている
ストレージベイ ストレージベイはパネルを開けずにアクセスできる。空きベイには自分で2.5インチ/3.5インチのSSDまたはHDDを装着することも可能

 背面は一般的なPCケースに近い構成となっている。角形光デジタル音声出力端子、 HDMI端子(CPU内蔵GPU用)、USB 3.0端子×6、音声出力端子がある。ビデオボードにはDisplayPort端子×3とデュアルリンク対応DVI-D端子が搭載されている。今回レビューしたモデルはSLI構成であるため、端子類は倍(DisplayPort端子×6、DVI-D端子×2)用意されている。

背面端子群のアップ 背面の端子群は、一般的なデスクトップPCと同様だ。CPU内蔵GPU用にHDMI出力端子が用意されているが、通常は無効化されていることがらフタがされている
HP Directplus -HP公式オンラインストア-

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月10日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  3. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  4. M4チップ登場! 初代iPad Proの10倍、前世代比でも最大4倍速くなったApple Silicon (2024年05月08日)
  5. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  8. iPad向け「Final Cut Pro 2」「Logic Pro 2」登場 ライブマルチカム対応「Final Cut Camera」アプリは無料公開 (2024年05月08日)
  9. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
  10. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー