日本マイクロソフトは4月24日、AIの開発と活用において重視すべき6つの倫理的用件を発表した。
AIの可能性を最大化するためには大量のデータの収集、集約と共有が不可欠になるが、同時にこれらはユニバーサルアクセスやプライバシー、透明性などに関する倫理上の議論を引き起こしうると警告。最終的にAIが信頼できる存在であるためには、透明性や安全性、多様性に加えて最高水準のプライバシー保護を維持することが必要だ、としている。
これらを実現するため、同社ではAIによるソリューションの開発と展開の中核に以下の6つの基準を設定した。
これら6つの基準は同社のAI製品とサービス設計の規範となっており、製品がこれらの基準に準拠するか制度的に確認する社内委員会を設置しているという。
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