ここまでGmailの新着通知を例に設定手順を紹介してきたが、それ以外のサービスで通知させたい場合も、トリガー、つまり前者の「○○したら」の部分を変更した後、それに合わせて後者の「○○する」のメッセージをカスタマイズしさえすればよい。
具体的にどのような通知を設定できるかは、以下の設定画像をご覧いただきたいが、要領はどのサービスも同じなので、1つ設定を済ませてしまえば、後はそれの応用で済む。初心者でも難しくはないはずだ。

Twitterの例(画像=左)。検索条件に合うツイート、特定のアカウントのツイート、それらの組み合わせなどをトリガーに指定できる。SNSでは他にFacebookもある。Googleカレンダーの例(画像=右)。予定時刻の開始、キーワードを含む予定時刻の開始などをトリガーに指定できる。通知のタイミングは予定の15分前が最短で、もう少し直前を指定できてほしいところだ
防災速報の例(画像=左)。地震情報の他、各種警報・注意報、さらに熱中症の危険度をトリガーに指定できる。近いところではYahoo! 天気などもある。ヤフオク!の例(画像=右)。キーワードを含む出品の他、落札やオークションの終了、最高額入札者でなくなった場合などをトリガーにして通知できる
GYAO!の例(画像=左)。特定キーワードを含む動画が追加されたら通知してくれる。ニコ動についても類似のチャンネルが用意されている。Gmailは新着メールのチェック以外に、特定の誰かからのメール、キーワードを含むメール、特定のラベルが付いたメールなどをトリガーにできる(画像=右)ところで通知機能といえば、Amazon Echoには、本製品のような外部機器やサービスを使わなくとも通知に対応したスキルが存在する。しかしAmazon Echoの通知は本体のLEDリングが光って知らせるだけで、実際に読み上げを行うには「Alexa、通知を読んで」と声を掛けてやらなくてはいけない。
その点、本製品はどんな場面であっても構わずしゃべり始めるので、やや唐突感はあるものの、数時間が経過して不要になった通知であっても読み上げない限りLEDの点滅が消えないAmazon Echoに比べ、使い勝手は良好だ。夜中に読み上げられるのを避けたければ、GHKitのアプリ側でスケジュール設定を行っておけばよい。
恐らく将来的には、Google Home自体がこうした通知を提供するようになるはずだが、仮にそうなったとしても、あらゆるアプリの通知をmyThings経由で行うような自由度の高さは望めない。そうした意味で本製品が活躍できる余地は、今後も大いにあると考えられる。
また冒頭で述べたように、新しく登場した「GHKit Plus」はAmazon EchoやLINE Clovaでも使えるので、Google Homeのために購入したもののすぐに使えなくなった、という心配もあまりしなくて済むようになった。
以上のように、こうした通知のプログラムを自力で書く知識のないユーザーにとっては大変便利な製品であることは間違いない。もし購入を迷っているのであれば、今回紹介した通知をGoogle Homeではなくスマホに送るよう設定してみて、その上でこれが音声での通知だったら便利だろうか? と考えてみれば、判断しやすいのではないだろうか。
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