画面を搭載したEcho Spotは、Googleがいうところの「スマートディスプレイ」に相当する、新しいジャンルの製品だが、画面の存在がスムーズな聞き取りの妨げになることもなく、聞き取り性能は非常に高い。
Echo Spotは日本での発売が2018年夏だったというだけで、製品自体はそう新しいわけではないのだが、現行のEchoなど第2世代モデルの知見が十分に生かされているようで、小声の聞き取りにも強い。音量「小」での聞き取りムラは気になるが、ベッドサイドに設置するのであれば、Echo Dot(第2世代)よりもおすすめできる。
背の高さが特徴的なEcho Plusは、背の高さがマイクの性能と直接的に関係しているわけではないようだが、聞き取り性能自体は十分に高い。筆者自身、今回のテストを行うまでは、Echoに比べて性能は低くて当然と考えていたので、よい意味で裏切られる結果となった。
フォームファクタ―がやや古く、10月30日に新モデルが発売されるものの、まだまだ現役を続けられるポテンシャルはある。値下げなどで安く手に入れられるチャンスがあればおすすめだろう。
Clova WAVEは、聞き取り性能が極端に低いのも問題なのだが、実際の利用においてはむしろ、同じ距離から同じ音量で話し掛けても、聞き取れたり聞き取れなかったりというムラの大きさが、スマートスピーカーとして致命的だ。
同じClovaシリーズでも前回までに紹介している「Clova Friends」および「Clova Friends Mini」は、小声に必ずしも強くないとはいえ、本製品ほどの聞き取りムラはない。Clovaシリーズから選ぶのであれば、それらを選ぶべきだろう。
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