レビュー
» 2018年10月23日 19時00分 公開

林信行の「iPhone XR」先行レビュー 2018年の本命iPhoneから見えた「iPhone X」の定義 (3/3)

[林信行,ITmedia]
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XRでしかできない写真の楽しみ方も

 さて、筆者によるレビューは、例によってサンプル写真のギャラリーで締めくくるが、最後の方に幾つかiPhone XRでしか撮れない写真を混ぜてみた。

iPhone XRで撮影した作例1(クリックで拡大)
iPhone XRで撮影した作例2(クリックで拡大)
iPhone XRで撮影した作例3(クリックで拡大)
iPhone XRで撮影した作例4(クリックで拡大)
夕景の比較。左がiPhone XR、右がiPhone XS(クリックで拡大)
デジタルズームの画角比較。iPhone XRは5倍、iPhone XSは10倍までズームできる

 既に書いた通り、iPhone XRの背面カメラのポートレート撮影機能は、デュアルレンズ型iPhoneのそれと異なり、被写体との距離を認識しておらず、単純に像の中に人の形が写っているかどうかだけを頼りにしている。

デュアルレンズではなくシングルレンズ仕様のiPhone XRでもポートレートモードで被写界深度の変更が可能。人物の背景がきれいにぼけているのが分かる

 「ということは、もしかして?」とポートレート撮影モードで人物を撮った写真にiPhone XRを向けてみたら、きちんとポートレート撮影機能が有効になった。そして背景をぼかさずきれいに写していた写真の背景を、後から自動加工でぼかすことができたのだ(名付けて、平面ポートレート撮影!)。

iPhone XRのぼかし効果は、被写体との距離に依存しない(光学的に認識しているわけではない)。このため、人物が写った写真をiPhone XRのカメラで撮影すると、写真の中の背景をぼかすことができてしまう

 これはAppleが予期して用意した使い道ではないかもしれないし、あまり実用性もないが、距離を頼りにして背景をぼかすデュアルレンズ仕様のiPhoneでは使えない技であり、iPhone XRに搭載されたA12 bionicのAI処理のスゴさを生で実感できる側面だ。iPhone XRユーザーが、XSユーザーに自慢できる使い方の1つになるかもしれない。

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