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» 2019年04月26日 13時30分 公開

第9世代Coreプロセッサに追加ラインアップ モバイル向け第1弾はハイエンド向けの「Hシリーズ」

Intelの第9世代Coreプロセッサの新モデルが大量に登場。注目は、初登場となるモバイル向け。ハイエンド向けの「Hプロセッサ」に8コア16スレッドモデルを用意している。

[井上翔,ITmedia]

 Intelは4月22日(現地時間)、第9世代Coreプロセッサの追加ラインアップを発表した。同世代では初となるモバイル(ノートPC向け)プロセッサが登場し、デスクトッププロセッサにも新モデルが追加された。

第9世代ロゴ

モバイル用:まずはハイエンド「Hシリーズ」から

 モバイル用として今回発表されたのは、ハイエンド向けの「Hシリーズ」プロセッサ。モバイル用としては初めて8コア16スレッド製品も用意している。既に出荷は開始しており、今後搭載ノートPCが順次登場するものと思われる。

コアイメージ モバイル向け第9世代Coreプロセッサのイメージ

 ラインアップは以下の通り。なお、型番末尾に「F」が付くものは「GPUなし」で、「K」の付くものは「アンロック(オーバークロック稼働)」に対応している。

  • Core i5-9300H(2.4G〜4.1GHz、4コア8スレッド)
  • Core i5-9400H(2.5G〜4.3GHz、4コア8スレッド)
  • Core i7-9750H(2.6G〜4.5GHz、6コア12スレッド)
  • Core i7-9750HF(2.6G〜4.5GHz、6コア12スレッド)
  • Core i7-9850H(2.6G〜4.6GHz、6コア12スレッド)※1
  • Core i9-9880H(2.3G〜4.8GHz、8コア16スレッド)※2
  • Core i9-9980HK(2.4G〜5GHz、8コア16スレッド)※2

※1 部分的にアンロック対応
※2「Intel Thermal Velocity Boost」(CPU温度に応じて自動クロックアップする機能)対応

ラインアップ 第9世代Coreプロセッサ(Hシリーズ)のラインアップ。この表にはない「Core i7-9750HF」は、GPUを取り除いたこと以外は「Core i7-9750H」と同一仕様

 いずれのプロセッサも設計は「Coffee Lake」世代のもので、TDP(熱設計電力)は45W。メモリはDDR4-2666またはLPDDR3-2133をサポートし、「Intel Optane Memory H10」を含むOptane MemoryやWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の無線LANモジュール「Intel Wi-Fi6 AX200」にも対応する。内蔵GPUは「Intel UHD Graphics 630」だ(Core i7-9750HFを除く)。

構造図 第9世代Coreプロセッサ(Hシリーズ)の構造図

デスクトップ用:省電力プロセッサや低価格帯向けプロセッサが充実

 デスクトップ用はすでに第9世代製品が登場しているが(参考記事1参考記事2)、今回の発表では省電力版や廉価版(Pentium Gold、Celeron)など25製品が追加された。

 追加ラインアップは以下の通り。型番末尾に「F」が付くものは「GPUなし」で、「K」の付くものは「アンロック」に対応している。

Core i5/i7/i9プロセッサ(省電力版を除く)

  • Core i5-9500(3.0G〜4.4GHz、6コア6スレッド)
  • Core i5-9500F(3.0G〜4.4GHz、6コア6スレッド)
  • Core i5-9600(3.1G〜4.6GHz、6コア6スレッド)
  • Core i7-9700(3G〜4.7GHz、8コア8スレッド)
  • Core i7-9700F(3G〜4.7GHz、8コア8スレッド)
  • Core i9-9900(3.1G〜5.0GHz、8コア16スレッド)

 Core i5/i7/i9の新モデルは、既存モデルのアンロック“非対応”モデルという様相。TDPは全モデル共に65Wだ。

Core i3プロセッサ(省電力版を除く)

  • Core i3-9100(3.6G〜4.2GHz、4コア4スレッド)
  • Core i3-9100F(3.6G〜4.2GHz、4コア4スレッド)
  • Core i3-9300(3.7G〜4.3GHz、4コア4スレッド)
  • Core i3-9320(3.7G〜4.4GHz、4コア4スレッド)
  • Core i3-9350K(4G〜4.6GHz、4コア4スレッド)

 Core i3では、既存の「Core i3-9350KF」に内蔵GPUを追加した「Core i3-9350K」を始めとして5モデルが追加された。TDPは9350Kが91W、9390/9200が62W、9100/9100Fが65Wとなっている。

Coreプロセッサ(省電力版)

  • Core i3-9100T(3.1G〜3.7GHz、4コア4スレッド)
  • Core i3-9300T(3.2G〜3.8GHz、4コア4スレッド)
  • Core i5-9400T(1.8G〜3.4GHz、6コア6スレッド)
  • Core i5-9500T(2.2G〜3.7GHz、6コア6スレッド)
  • Core i5-9600T(2.3G〜3.9GHz、6コア6スレッド)
  • Core i7-9700T(2G〜4.3GHz、8コア8スレッド)
  • Core i9-9900T(2.1G〜4.4GHz、8コア16スレッド)

 デスクトップ用の第9世代としては初めての「Tプロセッサ(省電力版)」は7モデル用意。いずれも内蔵GPUを備える。TDPは全モデルともに35Wとなっている。

Celeron/Pentium Goldプロセッサ

  • Celeron G4390T(3GHz、2コア2スレッド)
  • Celeron G4390(3.2GHz、2コア2スレッド)
  • Celeron G4950(3.3GHz、2コア2スレッド)
  • Pentium Gold G5420T(3.2GHz、2コア4スレッド)
  • Pentium Gold G5420(3.8GHz、2コア4スレッド)
  • Pentium Gold G5600T(3.3GHz、2コア4スレッド)
  • Pentium Gold G5620(4GHz、2コア4スレッド)

 最廉価プロセッサであるCeleronは3モデル、その上位に位置するPentium Goldは4モデル用意。いずれも内蔵GPUを備える。TDPはTプロセッサが35W、その他のモデルが54W(Pentium Gold G5420のみ58Wにも対応)となっている。

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