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» 2019年08月23日 12時00分 公開

短期連載「Airと私」第4回:「MacBook Air(Mid 2019)」でWindowsを使いたい? よろしい、Boot Campだ!(実用編) (1/3)

7月11日に発売された「MacBook Air(Mid 2019)」の店頭販売モデルの上位構成を集中レビューする。第4回は、MacでWindowsを動かす「Boot Camp」機能を使う上で注意すべきポイントをまとめる。【訂正】

[井上翔,ITmedia]

 7月11日に発売された「MacBook Air(Mid 2019)」(以下「MBA」)の店頭販売の上位モデル(256GB SSD)を短期集中レビューする連載「Airと私」。前回は「Boot Camp(ブートキャンプ)」を使ってWindows 10 Proをインストールする方法を紹介した。

 今回は、このMBAをWindows 10を実用する際に気を付けるべきポイントをチェックしていく。

MacBook Air(Mid 2019) Windows 10姿も板に付いてきたMacBook Air(Mid 2019)

デバイスはバッチリ使える Touch IDを除いて

 Windows PCとして見た場合、このMBAは新しめの機種。そうなると「Windowsで認識されないデバイスがあるのでは?」と不安を覚えるもいるだろう。

 Boot Campの「Windowsサポートソフトウェア」のインストールまで完了した段階でデバイスマネージャーを見ると、「不明なデバイス」やエラーを起こしたデバイスは一切ないように見える。

デバイスマネージャー インストールが完了した直後のデバイスマネージャー。認識していないデバイス、あるいはインストールに失敗したデバイスは見受けられない

 MBAはThunderbolt 3端子を備えているが、この端子を介したDisplayPort出力は問題ない。もちろん、USB Type-C機器も問題なく使える。

 「モノは試し」ということで、RazerのThunderbolt 3外付けGPUボックス「Razer Core X」を介してNVIDIAの「GeForce GTX 960」を接続した所、(再)起動時に接続した状態だと本体のディスプレイ表示が乱れてWindowsが起動しない問題が発生した。しかし、OSの起動後に接続すると外部GPUとして正常に認識する

 筆者が使っている別のPC(ThinkPad X1 Carbon)ではこのような問題は発生しないため、挙動的にOSではなくファームウェア(UEFI)の問題である可能性が高い。修正を……とも思ったが、MacでWindows 10を動かして、わざわざThunderbolt 3対応の外部GPUを接続するニーズはそれほど多くなさそうなので、すぐには直らないと思われる。

 ディスプレイにある環境光センサーも正常に認識し、周囲の状況に合わせて輝度を自動調整する設定を有効にできる。

外部GPU認識 Thunderbolt 3を介して接続した外部GPUも認識。ただし、(再)起動時に接続していると画面が乱れ、Windowsの起動が行われない現象が発生するため、起動後に接続する必要がある
輝度 画面輝度の自動調整は、Windows環境でも有効だ

 若干の問題は抱えつつも、全てのハードウェアを稼働できているように見えるMBA。しかし、デバイスマネージャーをよく見ると、本来あってもおかしくないハードウェアカテゴリーが1つ見当たらない。「生体認証デバイス」だ。

 現時点では、Windows(Boot Camp)環境において「Touch ID」を使った指紋認証は行えない。Windows上からデバイスとしても見えない状態で、Touch IDは単なる「電源ボタン」となってしまう。

 起動時に外部GPUをつないだままにすると起動できないトラブルよりも、個人的にはTouch ID非対応であることの方が残念だった。セキュリティ面で対応が難しいことは百も承知だが、将来的にはWindows環境でもTouch IDを使えるようにしてほしいと思う。

Touch IDは使えない WindowsではTouch IDによる指紋認証は行えない。残念である
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