「MacBook Air(Mid 2019)」のキーボード、打ちごこちはどう? 端子少ないの気にならない?短期連載「Airと私」第2回

» 2019年07月22日 06時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 7月11日に発売された「MacBook Air(Mid 2019)」の店頭販売の上位構成(256GB SSD)を短期集中レビューする連載「Airと私」。初回はCPUの型番チェックとSSDのパフォーマンス確認を行った。

 仕事への実戦投入に当たって、筆者としては「キーボード」と「外部接続」が非常に気になる。そこで、今回はこれらに焦点を当ててレビューしたいと思う。

ほぼ筆者の環境 筆者の職場での環境をほぼ再現した図(ディスプレイは異なります)

キーボードは打ちやすい?

 ここ最近のMacBookファミリーのキーボードは、Apple独自の「バタフライ構造」のキーを採用している。今回使っているMacBook Air(Mid 2019)も、ご多分に漏れずバタフライキーボードを採用している。

 今回レビューしている個体は店頭販売モデルなので、JIS(日本語)配列のキーボードを搭載している。Apple Storeや一部の量販店では、カスタマイズによって以下の配列のキーボードも搭載できる。好みや利用(入力)する言語に合わせて選択すると良いだろう。

  • 米国英語(US)
  • 英国英語(UK)
  • 中国語ピンイン
  • 中国語注音
  • 韓国語
  • スペイン語
日本語配列 今回レビューしたJIS配列のキーボード。他言語のキーボードと比べると、日本語関連のキーが2つあること、「Controlキー」と「Capsキー」の位置が逆であることや「Fnキー」の位置が異なることが特徴だ(撮影:矢野渉)
USキーボード 米国英語配列のキーボード。JIS配列と比べると、一部の記号の位置が異なるが、スペースキーが長めに取られている。配列の親和性でいえば、Windows PCの米国英語キーボードとほぼ同じ並びなので筆者には非常に扱いやすい(筆者が普段使うWindowsノートPCは米国英語キーボードを搭載している)

 バタフライキーの最大のメリットは薄さ。一般的なシザー(パンタグラフ)構造のキーよりも薄型化に有利で、本体全体の厚みを抑制できるというメリットがある。スリムでスタイリッシュなデザインを実現するには都合の良い構造だ。

 一方で、疲れやすいというデメリットもある。他のキーボード(特にストロークの深いデスクトップ向けキーボード)と同じ感覚でバタフライキーを打つと、知らず知らずのうちに反動が指や手首、腕、さらには肩にまで来てしまう。その結果、「指が何か疲れている」「肩が凝るなぁ」といった肉体的な疲労感を覚えやすいのだ。

 この疲れやすさについては「バタフライキーはこのようなものだ」と思って軽いタッチで打ち込むようにすれば、大幅に緩和される。打つ際の疲れやすさは、慣れである程度は克服できる。ただし、あくまでも「ある程度」なので、人によっては「疲れすぎてかなわない……」といつまでたってもキー入力のストレスを解消できない可能性がある。

 PCである程度長時間(2〜3時間以上)連続で文章を打つことがある人は、購入前に少し時間を取ってバタフライキーボードの“打ち試し”をすることをおすすめしたい。

薄すぎる バタフライキーボードは改良を重ねて打ちやすくなっている。ただし、人を選ぶキーボードであることは変わりないので、できれば事前にある程度時間を取って打ち試しをしたい

外部接続端子は少なすぎない?

 MacBook Air(Mid 2019)の外部接続ポートはThunderbolt 3端子×2とイヤフォンマイク端子×1と、非常にシンプル。Thunderbolt 3端子はUSB 3.1 Type-C端子、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力、DisplayPortによる映像出力を兼ねている。

左側面 左側面にThunderbolt 3端子を2つ備える(撮影:矢野渉)
右側面 右側面にはイヤフォンマイク端子を備える(撮影:矢野渉)

 見れば分かる通り、MacBook Air(Mid 2019)の外部接続ポートは非常に少ない。1つを電源入力に使うと、残る端子は1つだけ……と言うと、拡張性に乏しいように思えてしまう。

 しかし、USB Type-CあるいはThunderbolt 3に対応するポートリプリケーター(マルチハブ、ドッキングステーション)を利用すれば、拡張性の乏しさを高いレベルでカバーできる。とりわけ、自宅や職場において複数の機器を都度着脱している場合、ポートリプリケータを使えばまとめて着脱できるようになるため、利便性はむしろ向上する。

 問題はその価格だが、USB Type-C接続のものは必要な機能を絞り込めば5000円台後半から、多機能なものなら1万円弱から買える。Thunderbolt 3接続のものは安くても2万円台前半からと若干高価だが、複数画面の同時出力、さまざまな接続インタフェースの追加など、USB Type-C接続のものと比べるとさらに高機能なものが多い。

 用途に合わせて、必要なポートリプリケーターを買うと良いだろう。

ポートリプリケータの例 台湾j5 create製のUSB Type-Cマルチハブ「JCD384」(写真)は、USB PD電源入力やHDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×3、SDメモリーカードスロットなどを備えている。これを自宅や職場に1台置いておけば、非常に快適な接続環境を得られる

 外出先で映像出力をしたり、USBメモリやSDメモリーカードなどでデータのやりとりをする機会が多い場合は、持ち運びやすい小型のポートリプリケータ、あるいは単機能型のアダプターをかばんの中に入れておくと便利だ。

 USB 3.0 Type-Aへの変換アダプターなら、安いものなら1000円あればお釣りが来る。映像系の変換アダプターは変換先の規格にもよるが1000円から3000円あれば買える。

DisplayPort 外出先でUSB Type-C(あるいはThunderbolt 3)以外の機器と接続することに備えて、コンパクトな変換アダプターを持っておくと良い(写真はDisplayPortへの変換アダプター)

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