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» 2019年09月24日 07時30分 公開

モバイルPCでどこまでゲームができる?:新型「ZenBoook 14」はゲーミングPCの夢を見るか? (4/6)

[作倉瑞歩,ITmedia]

FFベンチもいろいろあるけれど

 まずはFFXVベンチから見ていこう。このベンチマークテストでは「軽量品質」「標準品質」「高品質」の3パターンでテストできるが、画像サイズをHDから4Kまで選べること、ゲームをウィンドウか、フルスクリーンか、ボーダーレスかを選ぶことが可能な以外、特に細かい設定はできない。ただし、このベンチマークテストはかなり重く、「普通」という評価を得るには最低でもCore i5+GeForce GTX 1660くらいは載せないと厳しいという感じだ。

 さて、結果を見ると分かるように本機のスコアは低く、高品質と標準品質では「動作困難」、軽量品質でも「重い」という結果となった。最も、これはGeForce MX250での測定結果で、当然ながらIntel UHD Graphics 620ではテストすらできなかった。つまり、重い処理を要求するゲームは荷が重すぎるということだ。

ZenBook 14 「FFXVベンチ」での計測結果

 やはり、GeForce MX250だとゲームを遊ぶのは厳しいのだろうか。ここまでの(予想していたとはいえ)面白くない結果にはかなり落胆したのだが、気を取り直して次のFFXIVベンチへと移ることにする。

 FFXIVが登場した当初は、先に出たオンラインゲームである「ファイナルファンタジーXI」よりもかなり美麗なグラフィックで展開されおり、PCのスペックもそこそこのものを要求していたのだが、既にサービスが始まってから9年あまり。動作条件をPCのスペックが軽々と越えてしまい、いまや軽いゲームのベンチマークテストとして位置付けられている。これならGeForce MX250でもかなりのものを期待できるのではないか。

 そんな思いを込めてテストをした結果がこれだ。最高品質でも「やや快適」、高品質では「快適」、標準品質では「とても快適」だった。筆者的にはこの結果にはかなり喜んでしまった。なんだ、手軽に遊べるゲーミングノートPCとしても使えるじゃないか。あ、統合型グラフィックスでは快適プレイになりませんよ。もちろん。

ZenBook 14 「FFXIVベンチ」の結果
ZenBook 14 せっかく測定したので、「CINEBENCH R20」の結果も載せておく。こちらはCPUの性能を測るものなので、新型の方が当然高速だ

実際のゲームをプレイしてフレームレートを計測

 「FFXIV」くらいなら動きそうだという希望が出てきたので、ここからはゲームをプレイしつつフレームレートを計測した結果を示して、ZenBook 14のポテンシャルを見ていきたい。

 フレームレート計測だが、画質が高いもの、低いものについてそれぞれテストをして「Fraps」による結果を複数回測定して、そこからフレームレートの最大値と最小値、平均値について算出した結果から考えることにした。ゲームを楽しめる基準として「60fps」をその値とした。

 まずは、先ほどのベンチマークテストでもいい結果を残した「FFXIV」から。一番軽いモードの標準品質では平均でも60fpsに迫る勢いだ。最高品質では平均24fpsと厳しいが、多少カクつくものの、全くプレイができないということではなかった。標準品質にしてしまうとグラフィックスの表現がかなりそぎ落とされてペラペラな感じになるが、十分にプレイを楽しむことができた。このあたりはマシン性能とのトレードオフだ。「FFXIV」をZenBook 14でプレイすることができたのも、一瞬の判断が影響するシューティングゲームと敵と戦うだけのRPGでは体験が異なる、ということもあるだろう。

ZenBook 14 「FFXIV」の結果
ZenBook 14 最高品質での描画。はっきりした陰影のある山肌。草の表現も細かい
ZenBook 14 高品質での描画。最高画質に比べると陰影がなだらかではなく段階的な表現となっている
ZenBook 14 標準品質での描画。陰影表現がかなりそがれていてぺらっとした印象に

 次に、「PUBG」やエレクトロニック・アーツの「Apex Legends」で調べてみる。

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