先週、複数のショップでASrockのRyzen向けマザーボード「X570 AQUA」の予約販売が始まった。価格は12万円弱(8%税込み、以下同)だ。
X570 AQUAは、世界で999枚限定生産されるウルトラハイエンドモデルで、各基板にはシリアルナンバーが刻印される。CPUからチップセット回りまで水冷で冷却できるデザインとなっており、PCIe 4.0 x16を4基、PCIe 4.0 x4接続のM.2スロットを2基、Thunderbolt 3.0ポートを2基、10GbEやBluetooth 5.0、Wi-Fi 6が使える高機能の仕様が特徴だ。
高価な製品ながら、予約開始にはすぐさま反応があったというショップが多く、ユーザーの期待の高さがうかがえる。
初回入荷分は既に予約完了となったオリオスペックは「6月のCOMPUTEX TAIPEIから目を付けている人もいて、かなり前評判が高いですね。その後も悪いうわさはなく、『これだけ良品ならいくらでも欲しい!』と予約開始を待っていた人が何人もいらしたようです」と話していた。
とはいえ、まだ予約を受け付けているショップも多い。あるショップは「お金に糸目を付けない人は本当に付けないですからね。完成度が高くて、流行りの第3世代RyzenやPCIe 4.0 x4接続のSSDが使えるということで、究極マシンを組みたい人には理想のマザーでしょう。Ryzen 9 3900Xも若干数が出回っていますし、消費税の増税前だし、ある意味いいタイミングでの登場だと思います」と熱くプッシュしていた。
次のページでは、冷却パーツの注目製品を見ていく。
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