Windows+Snapdragonが飛び立つ日Windowsフロントライン(3/3 ページ)

» 2019年12月20日 12時00分 公開
前のページへ 1|2|3       

普及に向けてラインアップを拡張

 Windows on Snapdragonが普及しないもう1つの理由に「ラインアップの不足」があると考える。前述の通り、現状での選択肢はSnapdragon 850か8cxであり、基本的にはハイエンド1種類に限られる。

 だが、PC販売店を訪れれば分かるように、売れ筋モデルの多くは普及価格帯の製品だ。今回、Qualcommは「8c」と「7c」という2つのSoCを新たにPC向けのラインアップに追加し、ボリュームゾーンの拡大を図った。8cについては8cxとほぼ同様の機能構成で、CPUの駆動クロック周波数が若干下げられていたり、メモリインタフェースが簡略化されていたりする程度で、「8cxほどの機能は必要ないが、(845がベースとなっている)850よりは高速動作」という位置付けになる。

 対する7cは普及価格帯への投入を狙ったもので、同社の位置付けでは「エントリーモデル」に属する。SoCのサイズからも分かるように価格面での差別化が図られた戦略製品で、8cが7〜10万円程度のレンジだとすれば、7cは5万円前後のレンジを狙う製品となる。日本でも7cのターゲットとする価格レンジにMicrosoft Officeなどのアプリケーションを付けたPCが比較的売れている現状を考えれば、ようやく普及に向けて大きなステップを踏み始めたといえるのかもしれない。

Windows+Snapdragon Windows on Snapdragon搭載PCのラインアップを拡張する、新たなSoCが2つ追加される
Windows+Snapdragon Snapdragon 8cx/8c/7cのSoC比較
Windows+Snapdragon 小型かつ必要なネットワーク接続機構を含め、全ての機能を1つのSoCに包含する
Windows+Snapdragon 8cの基本的な機能構成は8cxに近いが、クロック周波数やメモリI/Oの面で差別化が図られている

(取材協力:クアルコムジャパン

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月09日 更新
  1. カセットテープをデータ化できるレトロな多機能ラジカセ「サンワダイレクト 400-MEDI050R」がセールで1万800円に (2026年07月07日)
  2. FCCL初のArmノートPC「FMV UQ-L1」のバッテリー持ちは本物か? 3カ月使って分かった実力 (2026年07月08日)
  3. OCuLink/USB4に両対応の万能ミニPC「ACEMAGIC F5A」を試す Ryzen AI 9 HX 470搭載で圧倒的コスパ (2026年07月07日)
  4. 実売2万円を切るリーズナブルな15.6型モバイルディスプレイ「ProLite P1671HSC-B1J」実機レビュー 試して分かったメリットと注意点 (2026年07月08日)
  5. GPD初のミニデスクトップPC「GPD BOX」&超小型外付けGPU「GPD G2」登場! 電源内蔵で手のひらサイズを実現 (2026年07月08日)
  6. クリスタが毎月30時間無料!? Google Pixelで液タブが動く「デスクトップモード」でお絵かきに挑戦 (2026年07月09日)
  7. あえてのカメラ非搭載による安心感、日常に溶け込む超軽量スマートグラス「Even G2」を試す サードパーティーアプリの環境も魅力 (2026年07月09日)
  8. エレコム、10GbE接続に対応したファンレス設計の5ポート/8ポート搭載スイッチングLANハブ (2026年07月07日)
  9. サムスンのSwitch 2対応microSDやPS5向け高速SSDが特価に Amazonプライムデー先行セール (2026年07月08日)
  10. 「GoPro HERO12 Black」がセールで51%オフの2万9800円に (2026年07月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー