1つ注意したいのは、Thunderbolt 3はその高速伝送ゆえに一般的なUSB用のType-Cケーブルは利用できず、Thunderbolt 3対応のものを利用することが必須条件だ。しかも長さにも注意する必要がある。
0.5m以下はパッシブで40Gbpsに対応可能だが、0.5mを超えるパッシブのケーブルでは20Gbpsに制限される。0.5m超〜2m以下で40Gbpsを扱えるアクティブケーブルもあるが、非常に高価だ。付属品以外のケーブルを利用する際は、こういった点に注意してほしい。基本的にはPC本体の近くで運用し、長さ制限がThunderbolt 3ほど厳しくない(制限自体は存在するがゆるい)イーサネットケーブル側で長さを調整しよう。
Thunderbolt 3ケーブル(メタル) | ||
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長さ | パッシブ/アクティブ | 通信最大速度 |
0.5m以下 | パッシブ | 40Gbps |
0.5m超〜2m | パッシブ | 20Gbps |
0.5m超〜2m | アクティブ | 40Gbps |
10GbEケーブルは基本的に家庭ではCAT6A以上、CAT7対応機器ではCAT7規格ケーブルの利用が望ましい。その上で、各CATに対して長さの制限もある。ただ、実際にはケーブルの品質に左右され、高品質のものなら1GbE用のCAT5eでも家庭内くらいの距離であれば10GbE通信ができてしまうことがある。このあたりは安心感を含め、各々が試せばよいだろう。
LANケーブル(メタル) | |
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種類 | 最大通信速度(保証範囲) |
CAT5e | 1Gbps |
CAT6 | 1Gbps |
CAT6A | 10Gbps |
CAT7 | 10Gbps |
CAT8 | 40Gbps |
最後に、通信相手としての10GbE対応周辺機器だ。今回はTerraMasterの「F5-422」を用意した。10GbE対応NASを見渡して、そこまで安価というわけではないが(執筆時のAmazon価格は6万9000円だった)、5ベイと考えるとベイあたりのコストは安い部類に入る。
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