4万円台で買える「Wacom One 液晶ペンタブレット13」をプロ目線でチェックしたこれはワコムの"塩おにぎり"だ(4/4 ページ)

» 2020年01月21日 12時00分 公開
[refeiaITmedia]
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まとめ!

 さて、ではまとめていきましょう。

気に入った点

  • ワコム製品としては極めて買いやすい価格
  • ソリッドでありながら親しみやすいデザイン
  • 手軽な内蔵スタンド
  • 取り付けと取り外しが楽で、片づけやすいUSB Type-C端子
  • 動作保証はされていないものの、PCのUSB端子からの電源供給で動作する
  • 使いやすいペンホルダー
  • 一貫性のある摩擦(出荷時は少し不安定、柔らかい布で拭くと安定する)
  • LamyやSTAEDTLERなどの他社製ペンが使え、摩擦や描き味の選択肢も広がる
  • Android搭載の一部機種で使用できる

人によっては難点になりえる点

  • ワコムブランド製品のつもりで買うには注意を要する筆圧レスポンス
  • USB Type-C端子を使ってはいるが、付属ケーブルでしか接続できない
  • 画面の最大輝度が低め
  • 標準芯の摩擦は小さめで、摩擦の大きいフェルト芯は選択できない

 このWacom One 液晶ペンタブレット13は、同社の製品の中では圧倒的に低価格で液晶ペンタブレットに入門できる機種です。また、コンパクトさ、片付けの容易さから、運搬しての利用や、ドキュメントへの書き込みなどの一般的なペンオペレーションなどにも適しています。生産性ツールとしても、社外製品のペンを使用したステーショナリー的な楽しみも付加されていて、一層その魅力が増しています。

 一方で、イラスト用のデバイスとして見ると、多くの点で正しく作られているとは思いますが、スタンダードIntuosよりもワンランク下のペンとセンサーが使われており、特に軽い筆圧での描き味の自然さでは明らかな妥協が見られます。

 上記の筆圧レスポンスや、空気層のあるディスプレイなど、iPadや他社製の安価な液晶タブレットが並み居る鉄火場になっているこのカテゴリーでは、容易ではない立ち位置ですが、デザインや総合的な扱いやすさなど、ワコムのスタンダードラインらしい魅力にあふれた製品でもあります。自身の制作スタイルや、液晶タブレット入門後のステップアップ・プランを考慮しながら検討していくと良いでしょう。

Wacom One
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