スマートスピーカーで簡単操作! アイリスオーヤマのLEDシーリングライトを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

» 2020年01月30日 11時30分 公開
[山口真弘ITmedia]
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日常に溶け込むスマートな製品。リモコン操作に特化して使いたい

 以上ざっと使ってみたが、おかしな癖もなく、スッと日常に溶け込める、いい意味で存在感の薄い製品だ。家庭用のシーリングライトは、現在ちょうど蛍光管からLEDへと置き換わっていく過渡期でもある。転居などのタイミングで、本製品のようなスマート機能を持った製品にリプレースするのは、よい選択肢だと言えるだろう。

 市販のシーリングライトにできる機能は一通り備わっており、欠点らしい欠点も見つからない本製品だが、唯一気になったのが、リモコンもしくは音声を使って消灯した場合、その後に壁面のスイッチで点灯させようとすると、反応する場合としない場合があることだ。

 多くの場合、例えリモコン側でオフにした場合も、電力の流れでいうと「根元」にあたる壁面スイッチでオフ→オンを行えば照明は再点灯するはずなのだが、本製品はオフ→オンを複数回繰り返すか、あるいはオフ→オンのあと再度リモコン(または音声)でオンの操作をしないと、照明が点灯しないことがある。

 何度か試してみたが、本製品はリモートでオフにされたことを記憶しているようで、リモコンでオフにしたあと壁面スイッチで重ねてオフにするとその後壁面スイッチを一度オンにしただけでは点かないことがある。消灯からの経過時間によってもそれらのステータスは変化するようで、明るさも記憶している場合とそうでない場合があったりと再現性がない。

 設置場所およびライフスタイルによっては、壁面での操作とリモコン(or 音声)での操作が混在することは大いに考えられ、そのたびに戸惑うことになる。個人的には、せっかくスマート対応の本製品を購入することからも、壁面のスイッチは使わず、リモコンあるいは音声だけで操作できるよう、環境を整えることをお勧めしたい。

CL12D-6.0AIT スマホアプリで照明のオン/オフを行っている様子。この写真では、つい癖でスマホをリモコンのように本製品に向けているが、赤外線ではないので必ずしも向ける必要はない
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