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テレワークにもエンタメにも役立つ! 大画面4K液晶ディスプレイ「ProLite XB3288UHSU」を試す(2/3 ページ)

» 2020年04月06日 12時12分 公開
[マルオマサト,ITmedia]

テレワークにも頼りになる4K対応の31.5型大画面

 画面のサイズは31.5型、表示解像度は最大で3840×2160ピクセルと、いわゆる「4K」の画面解像度に対応している。

 一般的な24型程度の4K解像度の液晶ディスプレイだと、文字の視認性を高めるために表示スケールを200%、あるいは150%にして使うことが多いと思われるが、31.5型の大画面ならば125%や100%にしても十分視認できる大きさがある。

 仮に100%表示であれば、作業領域は一般的なフルHD(1920×1080ピクセル)の4倍だ。ブラウザやPDFで資料を見ながら入力するビジネス用途、ツールボックスや素材ライブラリーなどを参照する機会が多いクリエイティブツールでも便利だろう。

ProLite XB3288UHSU HDR10の入力にも対応しており、UHD BDやHDR対応ゲームなどPCのHDRコンテンツ、PS4 Proの4K HDR対応ゲームなども楽しめる

 液晶の配向方式は、VA方式に対応する。原理的にはコントラストや応答速度を高めやすい一方で、発色や視野角ではIPSに対してやや不利となるが、視野角は左右各89度、上下各89度とIPS方式並みを確保している。

 画面の表面は照明が映り込みにくいノングレア仕上げだ。光を適度に拡散するため、照明などが映り込みにくく、長時間の利用でも目が疲れにくい。

 2つの画面を横に並べて表示する「Picture By Picture」、画面上4隅のどこかに子画面を表示する「Picture in Picture」機能を利用できる。31.5型の大画面だとこうした機能も生きてくる。

ProLite XB3288UHSU 画面上4隅の任意な場所に子画面を表示する「Picture in Picture」に対応。動画などを表示させながらの「ながら作業」やエンコードなど時間のかかる作業の進ちょく確認などに便利な機能だ
ProLite XB3288UHSU 2つの画面を横に並べて表示する「Picture By Picture」にも対応している

HDR10、AMD FreeSyncなどゲームやエンタメとの相性も良好

 HDR10(High Dynamic Range)入力にも対応しており、HDR対応ゲームやHDR動画などを楽しむことができる。HDRの効果は、明暗差の激しい場面で顕著だ。ゲームや映画などでは暗い場面が黒つぶれしないで見えるのは大きい。

 本製品の輝度は300カンデラ平方メートルとHDR10対応液晶ディスプレイとしては物足りないため、エンタメ向けの製品と比べると見劣るのは否めないが、HDRの魅力の片りんは味わえる。応答速度もGTGで3ms(オーバードライブ利用時)と高速で、ゲームやエンタメ(動画)との相性は良い。

 ゲームに関しては、リフレッシュレート同期技術の「AMD FreeSync」に対応している点も見逃せない。描画のフレームレートに画面の更新タイミングを合わせる技術で、描画のズレ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)のない滑らかな表示が可能だ。

 本製品のリフレッシュレート自体の上限が60Hz(Free Sync有効時)なのでeSports向けというわけではないが、4K HDRの高画質設定で滑らかにプレイできることがメリットになるタイトルは少なくないだろう。

ProLite XB3288UHSU HDR10入力に対応。HDRコンテンツとして制作されたゲームや動画などのHDRコンテンツを楽しめる
ProLite XB3288UHSU HDR10への対応は、DirectX診断ツールでも確認できる
ProLite XB3288UHSU Windows HD Color設定を行うと、Windows 10でHDRコンテンツを利用することができる

10bit表示/広色域対応でクリエイティブ適性も良好

 10bit(10億7000色)表示、NTSC比で95%の広色域に対応している点も見逃せない。Adobe Photoshop CCなど10bit表示に対応したアプリケーションを利用する際に、一般的な8bit(約1677万色)表示に比べて階調表現に優れた繊細な表現が可能だ。

 NTSC比95%の色域は、インターネットコンテンツの標準であるsRGBよりもはるかに広い。印刷業界の標準であるAdobe RGBや、映像業界の標準であるDCI-P3などのプロファイルを利用する場合も、制作者の意図に近い色で表示できる。

 エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」とカラーキャリブレーションソフト「i1 Profiler」を使って計測してみたところ、輝度は約314カンデラ平方メートル、コントラスト比3438:1と、いずれも公称スペックを少し上回る数値だった。色域もsRGBカバー率100%、およびDCI-P3カバー率約94%と広色域を実証している。

ProLite XB3288UHSU エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」の測定結果
ProLite XB3288UHSU i1 Display Proでの計測結果から作成したICCプロファイルを、Phonon氏制作の色度図作成ソフト「Color AC」で表示した。黒の実線が本製品の色域で、グレーで示したsRGBの色域は完全にカバーする。DCI-P3の色域が赤の点線で、NTSCの色域は青点線で、本製品のカバー率はそれぞれ約94%、約86%だった
ProLite XB3288UHSU 輝度のユニフォーミティー(均一性)のテスト結果。周辺の輝度値はほぼ均一で、中央値との差も15%程度。輝度ムラが少ないパネルだと評価できる
ProLite XB3288UHSU 色差のユニフォーミティーテスト結果。色の正確性を示す。エックスライトのブログ記事によれば、2つの色をかわるがわる見比べた時に違いが分かるレベルが「デルタE=5」(デルタ・イースター・エー・ビー)で、一般用途における及第点とされるが、その範囲内に全て収まっている

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