実際に手にとってみて感じるのが、ボディーのソリッドさ、そしてそれに起因する上質感だ。硬質な素材がカチっとタイトに組み合っていて、中は空洞だろうと感じつつもベコベコするような不安な感触は一切ない。
表面の塗装も独特で、マットなブラックに控えめに光る粒をちりばめたようなカラーで表面はざらっとした独特の感触がある。高級な和紙で作られた化粧箱のような印象も受ける。
トップとボトムにマグネシウムリチウム合金、パームレスト部にマグネシウム合金と、軽量かつ強度の高い高級素材をCNCミルド製法で加工。トップカバーとボトムカバーともに、20工程もの手間をかけて製造しているそうだ。
頑丈なボディーの裏付けとして、アメリカ国防総省が米軍の備品調達のために制定した「MIL-STD 810G」に含まれる落下、耐震、高温、低音、高度のテストをクリアしているという。
14型液晶ディスプレイの画面解像度は1920×1080ピクセルに対応する。表面は外光や照明が映り込みにくいノングレア仕上げとなっている。
エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」とカラーキャリブレーションツール「i1 Profiler」を使って計測したところ、輝度は345カンデラ、色温度が6605K、色域はsRGB比約100%だった。液晶の配向方式の記載はないが、上下/左右ともに視野角は広く、IPS系と思われる。視認性も良好でビジネス向けとして文句のない内容だ。
エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」で作成したICCプロファイルを基に、Phonon氏の色度図作成ツールColor ACでsRGBの色域と比較。実戦で示した本製品は、ほぼsRGBの色域(点線)と重なっている
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