基本システムには、Intelの第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake)を採用する。
法人向け上位モデルの評価機は、CPUが4コア8スレッドのCore i7-10510U、メモリが16GB、ストレージが1TB SSD(PCIe 3.0 x4/NVMe)、グラフィックス機能がCPU内蔵のIntel UHD Graphicsだ。ビジネス向けとしては文句のない性能で、写真や動画の扱いが求められる業務までカバーできる。
また、法人向けの下位モデルでも4コア8スレッドのCore i5-10210U、メモリ8GB、ストレージが512GB(PCIe 3.0 x2/NVMe)、グラフィックスがCPU内蔵Intel UHD Graphicsと、こちらもビジネス向けとしては十分実用的な内容だ。
薄型軽量なボディーでパフォーマンスを長く維持するため、冷却システムを新開発しており、メタル素材の利用やファンの傾斜の最適化などによって旧モデル(B9440)に比べて同等の風量を維持しながら25%コンパクト化、さらにグラファイトシートで熱を分散させることで、本体の温度を低く保つ工夫もされている。
本製品はビジネス向けということもあり、入力環境へのこだわりも強く感じられる。
キーピッチは約18.75mm(縦方向は実測約17mm)を確保する。Enterキーを含めて細長いキーはあるものの、さほど違和感を覚えないレイアウトを維持できている。
また、キーストロークも約1.5mmと、最軽量クラスのモデルとしては深めに確保している。キートップの中央部には指を置きやすいくぼみがあり、長文入力時にも疲れにくい。防滴仕様で1000万回のタイプテストを行うなど、耐久性にも配慮したものとなっている。
トップカバーを開くと、キーボードに傾斜がつく「エルゴリフトヒンジ」を採用している。画面の角度は最大180度まで開き、145度開いた時点で約5度の傾斜がつくようになっている。
また、キーボード手前にはタッチパッドを装備する。右上部分をタッチすると、LEDでテンキーが浮かび上がる「NumberPad 2.0」機能も搭載している。数値入力を連続して行うような業務では、とても便利な機能といえる
続いて、本製品のパフォーマンスを確認しよう。
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