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待ちに待った「ThinkPad X1 Carbon(Gen 8)」 どこが違う? 進化点をチェック!:短期連載「X1 Carbon(Gen 8)と私」第1回(2/2 ページ)

» 2020年06月09日 12時00分 公開
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ビデオ通話に最適化された「ファンクションキー」

 先述の通り、ThinkPad X1 Carbon(Gen 8)は、前世代の第10世代Coreプロセッサモデルのマイナーチェンジである。ただし、大きく変わった点が1箇所だけある。キーボードだ。

 変わったとはいっても、それは物理的な特性ではない。キーボードのキーピッチは約19mmで、14型ディスプレイを搭載したことによる横幅を生かして、無理のない配列となっている。キーストロークも約2mmを確保しており、打ちごこちも良好だ。CTOモデルでは、日本語配列だけでなく米国英語(US)配列も選択できる。

 変わったのは、F9〜F11キーに割り当てられた特殊機能だ。PCを使ったビデオ(Web)会議やボイスチャットが増えている昨今の情勢を踏まえて、それに最適化された機能に置き換えられている。具体的には、F9キーは「アクションセンターの表示」、F10キーは「VoIPアプリの着信」、F11キーは「VoIPアプリの終話」となった。記事掲載時現在、F10/F11キーの機能は「Microsoft Teams」と「Skype for Business」にのみ対応している。今後の拡充に期待したい。

 天板のX1ロゴよりも、F9〜F11キーの特殊機能アイコンを見た方が、世代の判別は確実に行える。

キーボード回り キーボードは、変則ピッチのキーのないフルサイズ。写真は日本語配列だが、CTOモデルでは好みに応じて米国英語配列も選べる
ファンクションキー回り F9〜F11キーに割り当てられた特殊機能が変更された。これは、ThinkPadシリーズの2020年モデルに共通する変更点だ

 ビデオ通話で利用するWebカメラは画面上部に内蔵されている。撮影解像度は720p(HD、1280×720ピクセル)で、利用しない時に物理的に閉められる「ThinkShutter」も備える。このカメラは、オプションでIR(赤外線)を使った顔認証に対応するものに変更できる。

 音声を拾うマイクは、画面上部に4つ付いている。音の拾い具合は良好で、十分実用的に使える。

IRカメラ 今回レビューするモデルはIR撮影機能付きWebカメラを搭載しており、Windows Helloの顔認証に対応する。使わない時は、写真のようにThinkShutterで物理的にふさげる
マイク 内蔵マイクは画面上部に4つ付いている。集音性能は良好だ

高い拡張性 LTE通信もオプションで選択可能

 装備するポート類は、前世代と同様だ。

 左側面にはThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子×2、イーサネット(有線LAN)拡張コネクタ、USB 3.1 Type-A端子(Powered USB対応)、HDMI出力端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 3端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

 Thunderbolt 3端子のうち、右側にあるものはイーサネット拡張コネクターと一体で成型されており、純正のメカニカルドッキングステーションを接続するための「ドッキングコネクター」を兼ねている。

 イーサネット拡張コネクターは、その名の通り有線LAN(1000BASE-T)を接続するためのものだ。有線LANに接続するには、別売(※1)の「ThinkPadイーサネット拡張ケーブル2」を接続する必要がある。企業や部署のポリシーでUSB接続のLANアダプターを接続できない場合でも、しっかりと有線LANに接続できるのは安心だ。

(※1)CTOモデルでは、本体付属も選択可能

左側面 左側面

 右側面には、電源ボタン、USB 3.1 Type-A端子とセキュリティロックホールがある。電源ボタンがこの位置になっているのは、コンバーチブル2in1モデルの「ThinkPad X1 Yoga(Gen 5)」と機構を共通化しているためだ。

 背面には、LTEモジュールを内蔵する構成で利用するNano SIMスロットがある。ThinkPad X1 Carbon(Gen 8)のLTEモジュールは下り最大約1Gbps(理論値)の通信に対応する。

右側面 右側面
左側面 LTEモジュールを内蔵する構成では、背面にNano SIMカードスロットを備える

 次回から、本格的なレビューを敢行する。楽しみにしていてほしい。

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