プロナビ

キッチンの空きスペースでテレワーク! モバイルディスプレイのメリットと選び方:モバイルディスプレイのすゝめ(3/3 ページ)

» 2020年08月05日 12時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

今使える、今後も使えるモバイルディスプレイ選びのポイント

 モバイルディスプレイは、据え置き型で主流の21.5型〜24型クラスのディスプレイと比べて画面が小さい、ということにちゅうちょする人がいるかもしれない。

 確かに画面サイズは小さくなるが、単純に表示領域が増えて情報量が倍になる。ノートPC単体より、はるかに作業効率が上がるのは、火を見るより明らかだ。何より、モバイルディスプレイをたたんで本棚にしまったり、引き出しに入れたりと、未使用時の置き場所に悩まなくて済むのがいい。リラックスしているときにうっかりPCやディスプレイを目にして、イヤな仕事のことを思い出さなくて済むのも大きい。

 とはいえ、モバイルディスプレイの選択肢が増えてきた今、製品選びのポイントは何があるだろうか。

 1つは、設置が簡単に行えることだ。手持ちのノートPCがUSB Type-C(USB 3.1 Gen1)端子を搭載しており、DisplayPort Alternate Modeに対応しているのであれば、USB Type-Cケーブル1本で接続できるものがいいだろう。実感を込めて書くが、本当に、ケーブル1本で済むというのは楽なのだ。

 別の選定ポイントとしては、サイズがある。ボディーが小さい方が、持ち歩くのに便利だろうと思って導入しても、いざ使ってみると画面の小ささに閉口してしまったりする。せっかく買っても使わなくなってしまってはもったいない。15.6型が売れ筋だと前述したが、売れるのにはワケがある。やはり、使いやすいのだ。

 ギリギリ持ち歩ける重量で、小さすぎず大きすぎない絶妙のバランスがそこにはある。15.6型でも、カバー込みで900g程度のスリムタイプのものが出回っているので、そのようなものを選ぶといいだろう。ただし、カバー込みの重量なのか、モバイルディスプレイ単体での重量なのかをキチンと調べた上で購入したい。

キッチン テレワーク スリムでスタイリッシュなASUS「ZenScreen MB16ACE」。本体は約710gと軽量だし(カバー込みで約975g)、折りたたみ式ケースが付属しているのもいい

 一方の画面解像度だが、4K(3840×2160ピクセル)という響きに憧れを感じるお年頃だし、実際文字も滑らかに表示されるため「ぜひ4Kで!」と言いたいところだが、画面が“密”ということは、文字が小さくなるということでもある。顔を近づけて作業していては猫背になったせいで血行が悪くなって体調に悪影響を与えるし、何より目に悪そうだ。価格もフルHDに比べてグッと上がってしまう。

 4Kの方が、表示できる情報量を増やせる、と考えるかもしれないが、結局は150%程度にスケーリングさせることになるし、何よりPC(特にGPU)のパワーを必要とするため、スペックの低いPCでは動作が緩慢になったり、冷却ファンの回転数が上がって耳障りなノイズが増えたりする可能性もある。

 別の観点では、マルチタッチ操作に対応しているということを挙げたい。ノートPCがタッチ操作に対応していなくても、OSがWindows 10であれば、モバイルディスプレイをタッチして操作できるようになる。マルチタッチ操作に対応しているモバイルディスプレイであれば、マウスカーソルの移動もストレスにならない。ノートPC側にカーソルがあったとしても、モバイルディスプレイの任意の場所をタッチするだけでアクティブなウインドウを切り替えられるからだ。

 さらに、サムスン電子の「Galaxy」シリーズの一部に採用されているDeX機能や、ファーウェイの「HUAWEI P40 Pro 5G」などのように、ディスプレイと接続することでPCのように使えるスマートフォンを持っているのであれば、スマホ同様にタッチ操作できるのは便利だと感じることだろう。

キッチン テレワーク 筆者が愛用しているユニークの「PROMETHEUS MONITOR 15.6 FHD」。本体単体では約600g、スタンド兼用カバーと合わせて約1kgと、多少重量はあるが、ケーブル1本で接続でき、10点マルチタッチ操作にも対応している。実売価格は4万4000円〜4万6000円前後だ

 快適なテレワーク in 自宅を実現させるのに、また、働き方改革がなお一層推進されるであろう将来の作業効率アップに向けて、これらの情報がお役に立てば幸いだ。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月03日 更新
  1. 実質値下げの「Pixel 11」は選択肢になる? Proシリーズとの違いは? お勧めポイントと懸念点をチェック! (2026年10月02日)
  2. サイバー攻撃より怖い? ドラッグ&ドロップの操作ミス、原始的な「ファイルを選択」でヒューマンエラーを防げるか (2026年10月01日)
  3. RTX Spark搭載「Surface Laptop Ultra」がお披露目か Microsoftが10月7日にイベント開催 (2026年10月01日)
  4. 新生「エプソンジャパン」が次世代ホーム戦略を発表 月額1100円からのプリントサブスク「ReadyPrint」やプリンタ新製品も (2026年10月01日)
  5. Amazon「プライム感謝祭」が10月16日スタート! 規模倍増の400万点以上がセール対象に――先行セールは10月13日から (2026年10月01日)
  6. 「Windows 11 2026 Update(バージョン 26H2)」の製品版が登場 Windows Updateを通して順次展開 (2026年09月30日)
  7. 次世代技術「HBC」からスマートグラスを動かす「1bit AI」の限界と可能性まで――パーソナルデバイスの最新AI事情 (2026年10月02日)
  8. 空も飛べる2in1ジンバルカメラ「HOVERAir VERSA」の画質と使い勝手をOsmo Pocket 4Pと比較してみた (2026年10月02日)
  9. Amazonが「Kindle」ラインアップを刷新 カラーバリエーションも拡充 (2026年10月02日)
  10. 机と椅子の姿勢でゲームパフォーマンスが変わる? オカムラが調査結果を発表 (2026年10月02日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー