Nature Remoに激似の低価格スマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」を試して分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

» 2020年08月27日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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スマートリモコンの「価格差」とは?

 さて本製品は実売価格が3980円と、外見がそっくりなNature Remo(9980円)と比べると、価格が半額以下だ。これだけを見れば、非常にお買い得な製品に見える。スマートリモコンとしての機能は一通りそろっているし、実際試した限り大きな不具合も見当たらない。

 しかし、付加機能が全く違うことは、製品選びにあたって把握しておく必要があるだろう。最新の第3世代Nature Remoは温度/湿度センサー、人感センサー、照度センサーを内蔵しており、それを使ったオートメーションの設定が行える。例えば、温度が何度以上になったらエアコンをつける、日が暮れたら照明をオンにする、といった具合だ。

 これに対して本製品はセンサー類を内蔵しておらず、単体でできるのはタイマーによる時間帯を指定した自動運転くらいだ。オプションの温湿度計があれば、それらをトリガーにしたオートメーション操作は可能だが、つまりこれらセンサーの有無が、価格差となって現れていることになる。

SwitchBot Hub Mini 左が本製品、右が第3世代Nature Remo。後者はセンサーを内蔵する関係か、本体底部に2つの穴が空いている
SwitchBot Hub Mini Nature Remoのシーン設定画面。内蔵センサーを使ってさまざまな条件設定が行える。もちろん、時間帯によるオートメーション操作にも対応する
SwitchBot Hub Mini 本製品のシーン設定画面。標準で対応するのは時間帯によるオートメーション操作のみで、温度/湿度をトリガーにするにはオプションの温湿度計が必要になる

 センサー非搭載で別売というこの仕組みには、利点と欠点がそれぞれある。1つは、必要なセンサーだけを追加でき、それを好きな場所に配置できることだ。

 スマートリモコンは通常、操作対象の家電製品から見通しのよい場所に設置するわけだが、そこが必ずしも温度や湿度を測りたい場所とは限らない。これらが別ユニットに分かれていれば、温度や湿度を測りたい場所、例えば排熱量の多いPCやサーバラックの裏側などにピンポイントで設置できる。

SwitchBot Hub Mini 温湿度計(右)が別ユニットになっていれば、スマートリモコン本体(左)を信号が受信しやすい場所に残したまま、温湿度計だけを好きな場所に設置できる

 ただしこれは、さまざまなセンサーがオプションで用意されていることが大前提だ。今のところ、SwitchBotのシリーズで用意されているのは温湿度計のみなので、例えば人感センサーを使った設定はやりようがない。別メーカーのセンサーユニットを使い、AlexaやGoogle Home側で連携させる手もあるが、それは本製品でなくともできる。

 そういった意味で、今後同じSwitchBotのシリーズで、照度センサーや人感センサー、あるいは現時点では国内向けにきちんと使える製品のない二酸化炭素の濃度センサーがオプションに加わることがあれば、トータルでは多少割高になったとしても、魅力的なモデルになるだろう。

 実際のところ、スマートリモコンを比較する時に、こうした機能の違いが言及されることはあまりなく、単純に価格だけで選ばれることは多い。逆にセンサー類は不要で手動で操作できさえすればオーケーという人にとっては、価格が安い本製品はベストマッチなはずで、製品選びに当たってはこういった点もチェックしたいところだ。

SwitchBot Hub Mini リモートで物理ボタンを押せるSwitchBotや加湿器など、他にないラインアップを保有するのはSwitchBotシリーズの強みだ
SwitchBot Hub Mini ちなみに本製品は、本稿執筆時点でAmazonで「ベストセラー1位」と表示されているが、カテゴリーが「ペット」になっており、スマートリモコンの中で1位というわけではないようだ(編集部注:掲載時点では「電気モータリモコン・コントローラ」で1位に変わっていた)
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