スマートスピーカーを使って家電製品の電源をオン/オフできるようにする「スマートプラグ」は、その汎用(はんよう)性の高さから人気の高いジャンルだ。筆者も自宅内に3つほど設置しているが、これまでリモートで操作できなかった家電製品が、離れたところからもオン/オフできるとあって重宝している。
ところでこうしたスマートプラグは、そのほとんどが1つか2つのコンセント口しか備えていないが、これらを4つまとめて搭載し、電源タップの形状にしてしまったのが、今回紹介するMeross Technologyのスマート電源タップだ。同一形状の製品は他社からもリリースされているが、本製品はAmazonの「Works with Alexa」の認証を取得しているので、Amazon Echoシリーズと組み合わせての利用によりマッチしている。
果たして複数のコンセント口を備えることで、どのような使い方が可能になるのだろうか。実際に製品を購入したので、その使用感をレポートする。
本製品は4つのコンセント口を備えるとはいえ、機能自体は1個口の製品と変わらない。すなわち、家電製品を本製品につなぐことで、スマホアプリおよびスマートスピーカーを使って、離れたところから電源をオフにできる。またコンセントに通電するだけで電源がオンになる製品であれば、電源のオンもオフもまとめて行える。
さらに4基のUSBポートを搭載しており、USBデバイスのオン/オフも行える。ただし個別にオン/オフできるコンセント口と異なり、このUSBポートは全部まとめてのオン/オフしかできない。どうしても個別に電源を操作したいUSBデバイスがあれば、この4ポートではなく、コンセント側にUSB充電器を挿してそちらに接続するとよいだろう。
設定には専用アプリ「Meross」を利用する。最初に登録を行い、ログインしたら本製品と連携設定を行い、それぞれに名前を付けた後、家電製品を接続する。今回は本体に「スマートタップ」、個別のコンセント口には「ライト1」〜「ライト4」という名前をつけた。この名前はスマートスピーカーから呼び出す時に使うので、認識しやすい名前にしておくのがコツだ。
早速、コンセントとして使ってみよう。
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