Nature Remoに激似の低価格スマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」を試して分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

» 2020年08月27日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

スマホおよびスマートスピーカーから操作可能で温湿度計とも連携

 セットアップは簡単で、専用スマホアプリのメニューから「デバイスの追加」をタップする。一覧から「ハブミニ」を選択するとWi-Fi設定の画面が表示されるので、SSIDとパスワードの入力を行う。これにより本製品がネットワーク上で認識され、家電製品の登録が可能になる。

SwitchBot Hub Mini スマホアプリの「デバイスの追加」(左)をタップして「ハブミニ」を選び(中央)、画面の案内に従って本体ボタンを長押しする(右)
SwitchBot Hub Mini SSIDとパスワードを入力するとアプリのホーム画面に表示され(左)、家電製品の登録が可能になる(中央、右)。今回試した限りでは、SSIDを自動検出してくれないケースがあるのが気になった

 家電製品の追加は、前回紹介した第3世代Nature Remoと同様で、家電製品のリモコンを本製品に向けてボタンを押すことで、家電製品の具体的な型番をデータベースから引っ張ってきて認識する仕組みだ。同社では「スマートラーニング」と呼称している。この他に、手動での登録にも対応している。

SwitchBot Hub Mini 「ハブミニ」の画面を開き、「新しいデバイスを追加する」をタップ(左)。家電製品の種類を選んだ後(中央)に「スマートラーニング」を選択し、本製品に向けて家電製品のリモコンのボタンを押す(右)
SwitchBot Hub Mini 手持ちの家電製品のリモコンボタンを一度押すと、本体のLEDが点灯する
SwitchBot Hub Mini 今回はエアコンを試しに登録した。操作画面が表示されるので、問題なく動作することを確認したら保存を実行(左)。ニックネームを付けて保存し(中央)、「ハブミニ」の画面にデバイスが表示されたら完了だ(右)

 追加した家電製品はアプリのホーム画面に表示され、タップすることでスマホから操作が行える。以前紹介したSwitchBot温湿度計と連携させ、温度が一定以上になったらファンをオンにしたり、湿度が既定値を超えると除湿モードでエアコンをつけたりするなどの操作が行える。湿度をトリガーにできる製品はあまりないだけに貴重だ。

 またAlexaやGoogleアシスタント、Siriからの操作にも対応している。まれにエラーが出ることもあるのだが(試した限りではGoogle アシスタントで無応答になるケースが一定の頻度でみられる)、設定方法や使い勝手などは、一般的なスマートリモコンと同じで、特に奇をてらったところはない。

SwitchBot Hub Mini シーン設定(左)では、別売のSwitchBot温湿度計と連携させ、温度や湿度をトリガーにしての自動運転(シーン)を設定できる(中央、右)
SwitchBot Hub Mini Google Nest Hubからの操作では、このようなエラーが出ることもある。SwitchBotアプリから操作した場合はこういったことはないので、Google アシスタントとの連携に何らかの問題があるようだ。ちなみにエラーが出ても操作を繰り返せばたいていは実行できる

 最後に、スマートリモコンの価格差について考察する。

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