13.3型モバイルディスプレイの決定版か!? ユニークの「UQ-PM13FHD」を試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2020年09月15日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

接続はUSB Type-CかHDMI、こなれた操作性

 では実際につないでみよう。接続方法はUSB Type-CもしくはHDMIで、前者の場合はケーブル1本、後者の場合はHDMIケーブルに加えて付属のUSB Type-A→Type-Cケーブルで外部から電源を供給する仕組みだ。ポート類は全て左側面に配置されている。

 USB Type-Cポートは2つあり、1つは映像信号+電源、もう1つは電源専用だ。HDMI接続で電源を必要とする場合は、後者のポートで問題ないように思えるが、こちらは電源専用ということもあってタッチ信号を伝送できないので、結果的に前者のポートを使うことになる。接続先のデバイスにもよるが、後者のポートを使う機会はあまりないかもしれない。

UQ-PM13FHD USB Type-Cでの接続時は、左側面に2基あるUSB Type-Cポートの上側にケーブルを接続する
UQ-PM13FHD レノボの14.1型ノートPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」(左)と接続したところ。サイズはやや小ぶりだが、ノートPC側の画面サイズとバランスは取れており、可搬性にも優れる
UQ-PM13FHD 視野角は水平/垂直ともに約170度と広く、斜め方向から見ても視認性は高い
UQ-PM13FHD ポートの配置上、ノートPCの右側にぴったり並べようとするとケーブルが干渉することもある。これは本製品に限らず、市販製品の多くに共通する事象だ
UQ-PM13FHD プレゼン利用などで向かい合わせて配置する場合も、13.3型ということで収まりがよい

 一方の右側面には3.5mmヘッドフォンジャックの他、各種設定を行うためのダイヤルホイールが搭載されている。上下にスライドさせて項目にフォーカスを合わせ、押し込むことで選択する仕組みだ。その直上には電源ボタンを兼ねた「戻る」ボタンがあり、フォーカスを合わせた項目から上の階層へと戻る時に使用する。

 これらはモバイルディスプレイではよくあるギミックで、多少の慣れは必要になるとはいえ、直感的な操作が行える。項目の並びについても、例えばダイヤルを上下方向に動かしているのにフォーカスが移動する方向が左右になるというような、インタフェースのちぐはぐさもない。よい意味でこなれている印象だ。

 画面は視野角が広いのはもちろん、四隅までしっかりと明るく見やすい。設定画面も日本語表示で分かりやすく、本連載でこれまで紹介したモバイルディスプレイの中では、完成度はトップクラスだ。あえて気になるところを挙げれば、メニューに用いられているのがいわゆる中華フォントで、かつ1部の日本語訳に違和感があるのが多少気になるくらいだ。

UQ-PM13FHD 右側面にはヘッドフォンジャック、ダイヤルホイール、電源ボタン兼用の「戻る」ボタンを搭載する
UQ-PM13FHD OSDメニュー。操作性は良好だが、ややおかしな日本語もチラホラ見られる
UQ-PM13FHD 接続方法(USB Typc-C/HDMI)は、接続時に画面右上に表示される

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