ここからは、ベンチマークテストで本機の実力を確かめていく。
改めて評価機の基本スペックを記載すると、CPUはCore i7-10750H(2.6GHz〜5.0GHz)、メモリは16GB、ストレージが1TBのRAID 0 SSD(Intel 660p×2)、グラフィックス機能がGeForce RTX 2070 with Max-Q Design(8GB)、OSがWindows 10 Home 64bit(1909)という内容だ。Armoury Crateで設定できる動作モードは「Turbo」モードを基本にしており、一部「Performance」モードで実行したテストについてはその点を明記している。
CPUパワーがダイレクトに反映されるCINEBENCH R20のCPUスコアは3283cbだ。これはデスクトップPC向けの6コア12スレッドCPUであるCore i7-8700K(第8世代、Coffee Lake)に迫るスコアで、Core i7-10750H搭載機としては突出したスコア(2700cb前後が多い)だ。Turbo BoostのPL1/PL2設定を高く設定していることに加えて、放熱設計も優れているのだろう。
3DMarkのスコアは、DirectX 11ベースのFireStrikeで16175、DirectX 12ベースのTimeSpyで7104といずれも優秀だ。
実際のゲームを使ったテストでも、FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークではフルHDで「非常に快適」と最高評価、4Kでも「とても快適」評価と、4Kでのプレイも視野に入るパフォーマンスを示した。
FarCry NewDawnでは最高画質で平均87fps(最低65fps)と、余裕をもって高画質のプレイに対応できる性能だ。
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