20〜24万円でRTX 3090カードがデビュー! もRTX 3080と同じく枯渇気味古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)

» 2020年09月28日 12時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

人柱需要でしょう――3スロット挿せるMini-ITXケースも人気に

 実際、先週もInno3DやColorfulなどのRTX 3080搭載カードが登場したが、どこのショップでも週末を待たずに売り切れていた。パソコンSHOPアークは「ずっと探している方がいらっしゃいますね。供給が安定するか、RTX 3070などの下位モデルも登場して選択肢に幅ができるかまではこういった状況が続きそうです」とみる。

パソコンSHOPアークに残されたColorful「GeForce RTX 3080 NB OC 10G」の値札

 このRTX 3080カード人気によって、キロワット電源やVGAステー、フルタワーケースなどの需要が増しているというのは前回お伝えした通りだが、それらに加えて拡張スロットを3基備えたMini-ITXケースの人気も高まっているという。

 TSUKUMO eX.は「いくら3スロット挿せるからといってRTX 3080カードを載せるというのは、まぁ無茶だと思うんですよ。物理的に組み込めても、電源供給や排熱の問題があります。ウチもまだ検証用のRTX 3080カードを入手できていないので、実際のところをアドバイスできません。本当に未開の領域です。でも、だからこそロマンを感じている人もいるみたいです」という。

 同店で人気が高まっているのは、Lian-Liの「TU150W」シリーズ(1万3000円強)や、SilverStoneの「SUGO14 SST-SG14」(1万3000円弱)だ。いずれも30cm以上の拡張カードが組み込めて、拡張スロットは3基ある。「ケースファンなどとの干渉も考えないといけませんし、組み込む電源ユニットの奥行きやケーブル処理の問題もシビアに考える必要があります。その辺りにゾクゾクする人の楽しみ方かなと思いますね」(同店)

TU150W Lian-Li「TU150W」シリーズ
SUGO14 SST-SG14 SilverStone「SUGO14 SST-SG14」
SUGO14 SST-SG14 3スロット分の空きスペースを備える

 次に電源ユニットの新モデルをチェックする。

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