ASrockのDeskMini H470は、LGA1200に対応した小型ベアボーンキットだ。ACアダプター駆動の小型ボディーとストレージの高い拡張性を併せ持つ点が特徴で、TDP 65WまでのCPUに対応している。評価用サンプルを入手したのでレビューしよう。
ベアボーンキットの主な内容は、PCケースとマザーボード、電源(ACアダプター)で、CPUとメモリ、ストレージを足せば、PCとして使うことができる。
PCケースの具体的なサイズは、約80(幅)×155(奥行き)×155(高さ)mm、容積にすると約1.92Lとなる。電源は内蔵しておらず、付属する120WのACアダプターで駆動する。
背面のネジを4つ外せばリアパネルと一体化したマザーボードが引き出せる。フロントの端子とつながる1本のケーブルを外せば、完全にカバーとマザーボードを分離して作業できる。このあたりは、従来の「DeskMini 310」シリーズと共通だ。
システムには、TDP 65WまでのLGA1200対応CPU、最大PC4-23400(DDR4-2933)までのSO-DIMMを2枚、M.2 SSDを1基、2,5インチSSD/HDDを2基搭載できる。M.2 SSDのインタフェースは、PCI Express 3.0 x4、Serial ATA 3.0のどちらでも利用可能だ。
なお、マザーボード上にはWi-Fiモジュール用のM.2ソケットも用意されているが、実際に無線LANを利用するためには、別売のWi-Fiモジュールとアンテナが必要となる。従来のオプション製品は流用可能だ。
続いて、強化されたインタフェースを見ていこう。
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