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» 2020年10月22日 12時00分 公開

X300だけではない!:第10世代Coreに対応しインタフェースも強化した最新小型ベアボーン「DeskMini H470」は何が変わったのか (2/3)

[マルオマサト,ITmedia]

背面USB Type-Cはディスプレイ出力も可能

 H470は、端子類も豊富に備える。前面と背面両方にUSB Type-C(USB 3.2 Gen1)端子を装備し、背面のポートはディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode/DisplayPort 1.4)とUSB Power Delivery(60W)にも対応するなど、大きく強化された形だ。

 また、USB Type-A端子は、前面と背面で合計4基を装備。前面のポートはUSB 3.2 Gen2(10Gpbs)の高速転送に対応する。

 ディスプレイ出力としては、USB Type-Cの他に、HDMI(1.4)とDisplayPort(1.4)、さらにアナログRGB出力(D-Sub 15ピン)も搭載。最大3画面の同時出力に対応している。

DeskMini H470 前面にType-CとType-A両方のUSBポートを装備。Type-Cは、USB 3.2 Gen1(5Gbps)、Type-Aは、USB 3.2 Gen2(10Gbps)に対応する
DeskMini H470 背面にはUSB 3.2 Gen1(Type-A)が4基ある。Type-Cはディスプレイ出力(DisplayPort Alt Mode)やUSB PDにも対応する
DeskMini H470 縦置き時の左側面。エアフローを効率化するために放熱口が多数開けられている
DeskMini H470 こちらは同じく右側面。横置き時は底面になり、付属のゴム足を貼るためのガイドがある。液晶ディスプレイの背面やモニターアームなどへマウントするためのVESAマウントキット用(2000円程度で入手可能)の取り付け穴もある
DeskMini H470 縦置き時の天面部分にも放熱口が多数開けられている
DeskMini H470 縦置き時に底面となる部分にも付属のゴム足を貼るためのガイドがある
DeskMini H470 前面のパネルは、ヘアライン調の表面処理を施した樹脂製だが、デザインでチープさを感じさせない。一方で、電源ボタンが独立成型ではないなどコストダウンの跡は伺える

シンプルで分かりやすいUEFIセットアップ

 UEFIセットアップの画面は、ASRock製の自作用マザーボードと同じで、メニューがシンプルで分かりやすく、レスポンスも良好だ。起動時のパスワード設定、省電力設定などの定番機能に加え、ファンの仕様に合わせた自動可変制御、オンラインUEFIのアップデートなど実用性の高い便利な機能がそろっている。

 また、ユニークな機能として、オーバークロック非対応のCPU、いわゆる「Kなしモデル」を対象にした「ASRock BFB(Base Frequency Boost)」という機能も搭載している。これはブースト時の電力リミットを緩和し、電力リミットが超過してもブーストを継続できるという機能だ。実質的にオーバクロックと同じ効果がある。

 今回、TDP 65Wの第10世代Core i5-10600を利用した場合、最大90Wまでの設定が可能だった。ただし、実際に90Wに設定しても、ベンチマークテストではっきりした効果は伺えなかった。一時的にカバーを外して大型のCPUクーラー(サイズの超天)を利用して冷却強化も試みたが、結果は同様だった。

 TDP 65Wでも、よりコアの多いCore i7-10700やCore i9-10900を使えば効果があるかもしれないが、電源部の仕様などからすると、8コア以上のCPUでTDP 65Wを超える負荷をかけること自体に不安も感じる。この機能に関しては、過度に期待するのは避けた方が良いだろう。

DeskMini H470 次回起動時に自動的にUEFIセットアップに入れるユーティリティーが用意されている
DeskMini H470 UEFIセットアップのメイン画面。起動直後にDELキーを押して入る。F6キーを押すと詳細設定が行える
DeskMini H470 自動でファンをテストして最適な制御をしてくれる
DeskMini H470 ブースト時の電力リミットを緩和し、電力リミットが超過してもブーストを継続できる「ASRock BFB」機能も搭載している

 最後に、ベンチマークテストで本機の性能を確認しよう。

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