作業に夢中になっていると、「何周したか分からなくなってしまう」と不安になるかもしれないが、スタッフがカウントしてくれているので大丈夫だ。1周するごとに、ゴンドラナンバーの書かれたホワイトボードにマグネットを積んでカウントしている。
もっとも、降りる準備があるので、乗車時にスマホであらかじめタイマーを設定するなどしておくといいだろう。
なお、途中で降りたくなったら、乗車時に渡された「降ります!」カードを掲げよう。乗降地点で気づいたスタッフが、ゴンドラのドアを開けてくれる。
5周連続で乗車できる大観覧車の道のりも残り半周。ビデオ会議も終わり、プレゼン資料の内容がだいたいまとまったので、PCを閉じ、モバイルディスプレイと接続していたケーブルを抜き、バックパックにしまう。ディスプレイが2画面あったおかげで、作業効率は大幅アップだ。1時間かかる作業が45分ほどで終わっているのではないかと感じている(個人の感想です)。
非日常的な空間で、アドレナリンもドバドバと出て、一層集中できたというのもあるのだが、高所恐怖症はもちろん、閉所恐怖症の場合は避けた方が無難だろう。
園内には、複数のレストランがある。スカイゲート近くにあって洋食を中心とした幅広いメニューが楽しめる「Goodday」(グッディ)や、アクアエリアにある「ラ・ピシーヌ」、さらにはSTARBUCKS、大観覧車からほど近い場所にあるみそラーメン専門店の「味噌衛門」などがある。屋外にもポテト専門店、クレープ専門店、ケバブ専門店などが点在している。
STARBUCKSでいつものコーヒーを楽しむのもよし、Gooddayで“ここでしか”食べられない食事を味わうのもよいだろう。
体験会は10月に開催されたので、筆者はGooddayでこの季節だけの特別メニュー「かぼちゃづくしのハロウィンハンバーグプレート」を注文した。外食なのに、しっかりと栄養を取れたような気がする。
仕事が終わったら、お楽しみのお風呂タイムだ。よみうりランド丘の湯は、温泉ではなくスーパー銭湯。とはいえ、勢いよく背中や腰、太ももに水流の当たるジェットバスや、長く入っていられる「ぬる湯」、露天にはつぼ湯や「絹の湯」などいくつもの風呂があって楽しい。
余談だが、丘の湯の外観写真を撮っていたときに、湯上がりで涼んでいた男性から「入るといいよ。広くて、いろんなお風呂が楽しめて、すごく安いから。得した気分になるよ」と声を掛けられた。得した気分になれる入館料は、平日670円だ。時間制限がないのもうれしい。仕事に来たはずなのに、すっかりいやされて帰途についた。
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