コスパ優秀の15.6型モバイルディスプレイ「LD16W61」を試す:モバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

» 2020年10月06日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

 ここ1年ほど、国内外さまざまな周辺機器メーカーが、モバイルディスプレイの市場に参入している。かつて、機能に不満があっても他に選択肢がなかった頃とは様相が一変し、現在は画面サイズや機能、さらには価格など、何を重視するかによって、製品はよりどりみどりの状況だ。

 そのような中、今回紹介するエプソンの「LD16W61」は、実売で税込み2万7500円という、低価格を売りにした15.6型のモバイルディスプレイだ。素性が知れずサポートも期待できないノーブランド製品ならいざ知らず、国内の有力メーカーであるエプソンが、発売時点で2万円台半ばという低価格でモバイルディスプレイを投入するのはなかなか衝撃的だ。

 果たして、同等サイズの他社製品と比べてどのような違いがあるのだろうか。メーカーから実機を借用できたので、レビューをお届けする。

LD16W61 エプソンの15.6型モバイルディスプレイ「LD16W61」。本体サイズは約355.4(幅)×222.9(奥行き)×11.9(厚さ)mmだ

15.6型として一般的なスペックで付属品も充実

 まずは本機の基本スペックをチェックしておこう。画面サイズは15.6型、画面解像度は1920×1080ピクセルで、ADS(Advanced super Dimension Switch)方式のパネルを採用している。コントラスト比は800:1、視野角は水平/垂直ともに約170度ということで、モバイルディスプレイとしては一般的な仕様だ。

 本体にはスピーカーを内蔵する他、ステレオミニジャックも搭載するという、音声再生にも向いた仕様になっている。タッチ操作には対応しておらず、純粋なディスプレイ機能のみの製品だ。パネルはアンチグレアで反射も少なく、目に優しい。

 接続方式はUSB Type-CとHDMIの2系統という、最近のモバイルディスプレイの多くが採用している方式だ。パッケージにはUSB Type-CケーブルとHDMIケーブル、さらにUSB A-Cケーブルに加え、USBのACアダプターも付属するなど、一部のケーブルすら別売の他社製品に比べ、付属品は充実している。

 本体重量は公称で630gとなっているが、これにはカバーが含まれておらず、実測では本体618g、カバーを合わせると合計で1115gとなる。1kgを超えてはいるが、15.6型というサイズを考えると、カバー込みでこの重量というのはむしろ善戦している。

LD16W61 画面サイズは15.6型で、タッチ操作には対応しない。パネルはノングレア仕様で画面への映り込みが少なく目も疲れにくい
LD16W61 背面。カバーと一体型スタンドの折り曲げ方によって角度は2段階に変更できる
LD16W61 付属品一式。miniHDMIケーブル、USB Type-Cケーブル、USB Type-A→Type-Cケーブルに加えてUSBのACアダプターも付属するなど充実している
LD16W61 背面はなだらかな段差がある。左下にはメニュー操作にも対応したスティック状の電源ボタンを用意
LD16W61 底面にはスピーカーを搭載している
LD16W61 USB Type-C×2ポートに加えてminiHDMIポート、さらに3.5mmのイヤフォンジャックを用意する
LD16W61 ベゼルは狭額縁の仕様だ。幅は実測で4.5mmと狭い
LD16W61 重量は本体のみで実測618gだった
LD16W61 カバー込みだと実測1115gになる。15.6型であることを考えると軽い部類に入る

 ざっとスペックを見た中で気になったのは、動作環境の温度が10〜35度とやや狭いことだ。今夏は最高気温が一部で40度を超えたことで、ネットワーク製品の動作環境温度が気温に対応できなくなっていることがネットで話題になったが、それでもほとんどの製品は40度までは対応していた。

 本製品はそれよりワンランク低い35度が上限となっており、使い方によっては簡単に超えてしまいかねない。これからの季節はまず問題ないとは言え、直射日光などによる温度上昇には注意したい。ただし他社製品、特に海外製品は、動作環境温度そのものを公開していないケースも多いので、本製品だけが一概にマイナスというわけではない。

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