2つの純正キーボードで第4世代「iPad Air」の使い勝手をチェックしたノートPCライクに使えるのはどっち?(5/6 ページ)

» 2020年11月04日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

決して「上位と下位」ではない。利用スタイルに合わせて選びたい

 両製品の特徴およびiPad Airと組み合わせた場合の挙動は以上の通りだが、Smart Keyboard FolioとMagic Keyboard、どのような場面にはどちらの製品が適しているかを最後にまとめておこう。

 まず保護性能について。どちらも画面側と背面側を覆う構造だが、側面はガラ空きで、角から落下させた場合の耐衝撃性は期待できない。よってほぼ同等ということになるが、キーの隙間からホコリが入り込む余地がないSmart Keyboard Folioの方が、防水防じん性という意味では上ということになるだろう。

 キー配置とキーピッチは、両製品に大きな差はない。正確にはMagic Keyboardの方がキーが一回り大きく(そのぶん間隔が狭くなっている)、指を乗せやすいのだが、配列そのものに変わりはないので、純粋にキータッチのみの差ということになる。

iPad Air 4 キー部分のみの比較。上がSmart Keyboard Folio、下がMagic Keyboard(以下同じ)。キー配列は同一だが、よく見るとキー自体のサイズはMagic Keyboardの方が大きく、そのぶんキー同士の間隔が狭くなっている
iPad Air 4 上下/左右キーの回りは若干キーサイズが異なるが、配置そのものは換わらない
iPad Air 4 キートップの面積はMagic Keyboardの方が一回り大きく、そのぶん指を乗せやすいが、キーピッチは両製品ともに約19mmと違いはない

 その上で、キー入力を優先しつつ、なおかつ操作性も重視するのであれば、トラックパッドも搭載したMagic Keyboardの圧勝だ。トラックパッドにばかり目が行くが、その副産物であるパームレストも、長時間のキー入力における疲労軽減に貢献している。バックライトを備えるため暗所での作業にも適している。

iPad Air 4 Magic Keyboardはトラックパッドを装備する。ポインター(画面中央)を動かせる
iPad Air 4 トラックパッドは、スペースキーと見比べてもかなり右方向に広い。横幅は実測で約99mm、高さは約45mmある

 ただし、やはり1kgを超える重量は大きなネックだ。モバイルユースがメインで、テキスト入力が長時間におよばない場合は、可搬性も込みでSmart Keyboard Folioの方がお勧めできる。キータッチが独特なので慣れは必要になるが、軽く持ち歩きやすいという要素は無視できない。Magic Keyboardに比べ価格が1万円以上安いのも利点だ。

 一方のSmart Keyboard Folioはトラックパッドを搭載しないため、画面内で項目の選択やリンクのクリックを行う場合は、画面を直接タップすることになる。外付けマウスで代替する方法もあるが、そこまでやるなら多少重くても最初からMagic Keyboardをチョイスした方が、機動性を損なわずに済むだろう。

 誤解されがちなのだが、この両製品ともMagic Keyboardの方が大きいように見えて、実は厚みについてはほとんど差がなく、またフットプリントも、ヒンジの部分を除けばほぼ同一だ。ただしそのぶん、Magic Keyboardがずっしり重く感じるのもまた事実である。

iPad Air 4 左がMagic Keyboard、右がSmart Keyboard Folio。カバーの素材はほぼ同じで、見た目はそっくりだ
iPad Air 4 長辺側の比較。幅についても違いはない
iPad Air 4 短辺側の比較。ヒンジ部があるせいでMagic Keyboard(下)の方が幅がある
iPad Air 4 厚みもこのようにほとんど差がない。それでいて手に持つと重量差はかなりある

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