搭載するAPUは、AMDの第3世代Mobile Ryzen 4000シリーズでエントリー向けに位置するRyzen 5 4500Uだ。それでも6コア6スレッドとパワフルで、動作クロックは2.3GHz〜4.0GHzとなる。TDPは15Wで、グラフィックス機能はAMD Radeon Graphicsだ。CPU内蔵GPUとしては優れた性能を備えており、総合パフォーマンスは期待できる。
メモリは標準でシングルチャンネルの8GB(DDR4-2666)を内蔵しており、BTOでは最大64GBまで選択可能だ。評価機では8GB(+6700円)のメモリを追加したデュアルチャンネル状態になっていた。グラフィックス機能と共に、性能を重視する場合は、ぜひデュアルチャンネルでの購入をお勧めする。
ストレージは最大2基のドライブを内蔵できる。M.2 SSDとSerial ATAのSSDまたはHDDを搭載でき、評価機のSSD(SATA)には、容量256GBのADATA Ultimate SU800を備えていた。BTOではより高性能なPCI Express接続のSSD(最大2TBまで)に変更でき、さらに1TB/2TBのHDDの他、1TB/2TBのSSD(SATA)も追加可能だ。
保証対象外の行為となるが、底面のネジを12本外すだけで底面のカバーが取り外せる。PCの自作に慣れたユーザーならメモリだけでなく、SSDやHDDの増設や換装も簡単に行えるだろう。
CrystalDiskMark 7.0.0(ひよひよ氏・作)のスコア。PCIe 3.0 x4/NVMe対応SSDにはおよばないが、SATA接続のSSDとしては十分な速度を記録している。なお、BTOではより高性能なSSDを指定することも可能だインタフェースは手堅くまとまっている。左側面に2基のUSB 2.0端子、UHS-I対応のmicroSDメモリーカードスロット、3.5mmのヘッドフォン/マイク端子、1000BASE-T対応の有線LAN端子を、右側面にUSB Type-C(3.1)、USB 3.0端子、HDMI端子、DC入力端子が並ぶ。
USB Type-C端子はDisplayPort Alternate Modeに対応しており、HDMI端子と合わせて3画面出力をサポートする。また、65W(20V/3.25A)以上の出力が可能なUSB Power Delivery機器を接続すれば、本体に充電が行える。
標準添付のACアダプターは専用端子を備えたものだが、BTOメニューでUSB Type-C端子を備えた小型タイプに変更できるため、購入時に変更したいところだ。
無線LANは最新のWi-Fi 6対応で、Bluetooth 5.0もサポートする。評価機には搭載していなかったが、+1万5000円でLTE通信モジュールの内蔵を選べる(別途、標準サイズのSIMが必要)など、BTOの選択肢が豊富なのもうれしい。
次に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていく。
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