先週登場したばかりのRadeon RX 6900 XTカードも、一部で再入荷や新モデルの投入がみられた。オリジナルクーラーモデルとしてはASRockの「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」(17万円前後)を入荷したショップもあったが、すぐに売り切れとなっている。
RX 6000シリーズが登場して少しずつ入手性が向上する流れは、時間の長さ的にもGeForce RTX 30シリーズとよく似ている。例えば、RX 6800 XTとRTX 3080カードは発売から1カ月近くの枯渇状態を経た上で、状況改善の兆しを見せたあたりが酷似する。
ただし、需給バランスの回復はAMD勢の方が早まるという声もある。某ショップは「購入層はRadeonの方が狭いですからね。要は需要が満たされやすい。年内は厳しいでしょうけど、案外早いうちに複数モデルが落ち着いて選べるようになるかもしれませんね」と話していた。
複数のショップに尋ねると、年末に向けてGeForce RTX 3070搭載カードの伸びが顕著なようだ。ドスパラ秋葉原本店は「人気ゲームタイトルが求めるスペックを考えると、費用対効果がちょうどいいんですよね。初回から比較的潤沢に出回っていることもあって、よく買われていきます」という。
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