Ryzen 9 5900HX×RTX 3080×300Hz液晶のモンスターPC「ROG Strix SCAR 17」を試す(3/5 ページ)

» 2021年02月18日 12時12分 公開
[マルオマサトITmedia]

光速反応のオプティカルメカニカルキーボード

 キーボードには、オプティカルメカニカルスイッチを採用する。機械式のスイッチを押す動作で光を遮っているシャッターが開いてスイッチが入る仕組みで、通常のメカニカルキーボードに対して、反応は150倍速いという。キーストロークは約1.7mm、キートップには約0.15mmのくぼみを付けることで指を置きやすくしている。また、複数キーの同時押しを正確に認識できるNキーロールオーバーにも対応する。

 試した限り、メカニカルキーボードとしては比較的軽い力でキーを押下でき、反発も強すぎず、ノートPCのキーボードに慣れている人でも負担なく使える印象だ。通常のメカニカルキーと同様、押下時にカチカチとした音はする。

 英字配列でテンキーのレイアウトが変則的な点は注意が必要だ。特にテンキーは数字キーが一般的なレイアウトよりも1列上に配置されており、違和感が大きい。慣れるまでには少し時間が必要だろう。

ROG Strix SCAR 17 G733QS キーボードは、オプティカルメカニカルスイッチを採用する。英字配列でテンキーの配置も少々変則的だ
ROG Strix SCAR 17 G733QS RGB LEDのキーボードバックライトを搭載する。1キーごとにカラーが制御できるため、インパクトのある発光演出が可能だ

遊び心たっぷりの仕掛けも満載

 本製品には「Keystone II」と呼ばれるハードウェアキーが付属している。接続はNFCを利用し、マグネットを内蔵して固定できるようになっている。

 このキーの装着をトリガーとしてパフォーマンス設定を切り替えたり、指定したアプリを起動したりする他、キーを指したときだけ隠しパーティションが使えるシャドウドライブ、キーを外した時にウインドウを最小化したり、Windowsからログアウトするなどといった動作を割り当てることも可能だ。

 また、背面のヒンジ奥部分の装飾カバー(Armor Cap)は着脱でき、標準で装着されているラバーグレイに加え、トランスルーセントブラック、メタリックシルバーと、2種類の交換用Armor Capが付属しており、気分に合わせて付け替えられる。

ROG Strix SCAR 17 G733QS 付属の「Keystone II」。接続はNFCを利用し、マグネットで固定できるようになっている
ROG Strix SCAR 17 G733QS Keystone IIはボディー右側面のスロットにぴったり装着可能だ
ROG Strix SCAR 17 G733QS Keystone II専用のホルダーも標準で付属している
ROG Strix SCAR 17 G733QS Keystone IIの設定はArmoury Crateユーティリティーで行える
Keystone II装着時の演出。ここでは標準のトリガーサウンド/ライティング演出に加え、アプリ起動(AURA Creator)を割り当てている
ROG Strix SCAR 17 G733QS ヒンジ奥部分の装飾カバー(Armor Cap)は着脱が可能だ。標準のラバーグレイに加え、トランスルーセントブラック、メタリックシルバーと3種類が標準で付属している。写真ではメタリックシルバーを装着した
ROG Strix SCAR 17 G733QS トランスルーセントブラックのArmor Capを装着したところ
ROG Strix SCAR 17 G733QS Armor Capを外したところ。ちょっとした仕掛けが施されているという
ROG Strix SCAR 17 G733QS 底面のこの文字列にも意味があるそうだ

 続いて、ベンチマークテストで本機の性能を確認する。

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