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» 2021年04月20日 12時00分 公開

Mad Catzのゲームコントローラー「EGO Arcade Stick」「C.A.T. 7」の実力はいかに? 「グランブルーファンタジー ヴァーサス」で試す(1/2 ページ)

香港で復活を果たしたゲーミングブランド「Mad Catz」は、2種類のゲーミングコントローラーを発売している。その実力を、Cygamesの格闘ゲーム「グランブルーファンタジー ヴァーサス」を通して試してみよう。

[作倉瑞歩,ITmedia]

 Mad Catzが2020年8月、2種類のゲームコントローラー「EGO Arcade Stick」(以下「EGO」)と「C.A.T. 7」を発売した。

 EGOはアーケードゲーム用コンソールでも使われている三和電子製のジョイスティックとボタンを採用している。コンソールと同様にスティックやボタンを交換することも可能で、高い耐久性を確保しつつ、ゲームセンターで格闘ゲームをたしなむユーザー層でも遊びやすい操作性を実現している。税込みの直販価格は1万9800円だ。

 一方、C.A.T. 7はパッドタイプのゲームコントローラーだ。本体にはモノクロの有機ELディスプレイを備えており、単体で背面ボタンの設定などを行える。その上、軽量設計でありながらもLEDライティングも備えた意欲的な製品となっている。こちらの税込み直販価格は7980円だ。

 この記事では、格闘ゲーム「グランブルーファンタジー ヴァーサス」(Cygames)を使って、両コントローラーの“実力”をチェックしていく。

EGO Arcade Stick EGO Arcade Stick
C.A.T. 7 C.A.T. 7

スマートなアーケードスタイルコントローラー「EGO」

 EGOは飾り気の少ないデザインが特徴だ。マルチプラットフォーム対応が特徴で、プレイステーション4(PS4)の他、Xbox One、Nintendo SwitchやPCで利用できる。今回は、PS4で使う場合のボタン機能を紹介していく。

 本体上部には、左から順に連射機能のオン/オフスイッチ、スティック機能の切り替えスイッチ、ホームボタン、SHAREボタン、OPTIONボタン、キーロックボタン(※1)、L3ボタン、R3ボタン、電源スイッチを備えている。標準設定では、L/Rのトリガーとボタンはどちらも標準でアクションボタンに設定されている。

(※1)EGOに接続したゲーム機のコントローラーのボタン操作をロックするためのボタン

Mad Cats 本体上面

 三和電子製のボタンは押し心地がよく、ほどよい反発力もあって連打しやすい。ジョイスティックの「玉」は大きめで、指の間に挟んでも、握り込んでもいいだろう。本体には傾斜が緩くかかっていて、水平な面に置いてもボタンに手を添えやすい。

 本体背面のカバーを開けると、本体からゲーム機やPCなどにつなぐためのケーブルとメンテナンス用のドライバー(ネジ回し)が収納されている。このスペースには、交換用のボタンも2個まで入れておける。

Mad Cats 傾斜のかかった本体
Mad Cats 背面カバーを開けたところ

 EGOをPS4やXbox Oneで使用する場合は、以下の手順に従って接続する必要がある。

  1. EGO本体のUSBケーブルをゲーム機に接続する
  2. EGO本体の電源ボタンを長押しする
  3. EGO本体のUSB端子にゲーム機のコントローラーをつなぐ

 こうすることで、EGOはPS4やXbox Oneのコントローラーとして認識される。プレイ中は、ゲーム機のコントローラーはつないだままにする必要がある。

 なお、PCにつなぐ場合は、シンプルにPCのUSB端子にUSBケーブルをつなぐだけでOKだ。

パネルを外してカスタマイズ可能

 本体の表面と裏面のパネルは取り外せるようになっている。取り外しには、背面カバーに収納されているドライバーを使用する。

 表面のパネルを取り外すと、スキン(コントローラー面のデザイン)を交換できる。取り外しの際には、マイナスドライバーを使ってジョイスティックのボールも外す必要がある。

 スキンは公式Webサイトで配信されている他、テンプレートを利用して、自作することも可能だ。

 背面のパネルを取り外すと、スティックやボタンを交換できる。スイッチ類につながっているコードはプラグ式となっていて、引き抜くことで取り外せる。スティックやボタンが物理的に消耗した場合はもちろん、自分好みのカラーや感触のものに取り換えることも可能だ。

 自分好みのデザインやカラー、感触を楽しめるようになっているのは、特にヘビーゲーマーにとってうれしい仕様といえるだろう。

 プラグは根元をつまんで引き抜く。感触は少し硬めだ。ボタン(スイッチ)はツメで本体に引っかかっている。少し力を入れて押し込めば取り外せる。もし部品が破損した場合でも、この手順で交換が可能だ。

Mad Cats 底面パネルを開けた状態。ケーブルが露出している。
Mad Cats ジョイスティック本体以外の全てのパーツを取り外した状態

格ゲーとの相性バッチリ 取り回しやすいジョイスティック

 では、グランブルーファンタジー ヴァーサスでEGOの使い心地を試してみよう。

 格闘ゲームの初心者にも遊びやすいようにするために、このゲームのボタン配列はアーケードコントローラーはもちろん、パッドタイプのコントローラーでも遊びやすいように工夫されている。

 技の多くは、ボタンを押したり、方向ボタン(ジョイスティックの入力)とボタンを組み合わせて押したりすることで発動できる。コマンド操作なしでもある程度遊べるため、格闘ゲームの入門としてもうってつけだ。

 いわゆる「昇竜コマンド」や「波動コマンド」といった、格闘ゲームらしい「テクニカル入力」も用意されている。テクニカル入力を使うと、技の再使用に掛かる時間が短縮されたり、より強力な技を使えたりするといった恩恵もある。慣れてきたらテクニカル入力を使うとよりゲームを楽しめるだろう。

Mad Cats
Mad Cats スティックのおかげで大技も楽に出せる

 今回は「ゼタ」を使用して使用感を確認した。ゼタのテクニカル入力では、2連続で同じ方向ボタンを押すコマンドや、「波動コマンド」「竜巻コマンド」がある。これらはパッドタイプのコントローラーだと入力しづらいこともある。

 筆者はジョイスティックを使う場合、薬指と小指の間にスティックを挟んで操作するが、握り込みやすいボールと軽快な動作のおかげでコマンド入力もしやすかった。

EGOを使ってプレイ

より長く使えることが何よりの魅力

 EGOは、ゲームセンターでも使われている三和電子製のパーツを使用した、高い信頼性と耐久性を備えるアーケードコントローラーだ。万が一パーツが破損したとしても、手軽に交換できることはうれしい。

 PS4やXbox Oneに接続する場合、接続までに多少の手間はあるものの、高いクオリティのコントローラーが場所を選ばず使えることはありがたい。その価格は少々高めではあるが、購入するメリットは十分にあるはずだ。

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