では実際に接続してみよう。本製品には、USB Type-CとmicroHDMIのポートがそれぞれ1基ずつ搭載されている。USB Type-Cの場合は、ケーブル1本で信号伝送と給電がまとめて行える。HDMIの場合は別途USB Type-Cも使って給電を行う。
前述のように、本製品は横置きに加えて縦置きにも対応している。Windows用のユーティリティー「DisplayWidgetソフトウェア」を使えば、画面の向きを検知しての自動回転も行える。もちろんユーティリティーを入れずに、OS側での手動設定で縦向きにしても構わない。
ただし縦置きの場合、ケーブルが真上に突き出すため、見た目がやや不格好だ。オフィスや自宅で常時そのスタイルで使うのであれば、市販のL字アダプターを追加するなどして、ボディーに沿うようにUSBケーブルを逃してやるとすっきりするだろう。
メニューの呼び出しや操作は、正面左下にある丸型の5ウェイキーで行う。一般的にメニュー操作用のボタンは右側面に配置されることが多いが、本製品のように縦置きで利用するとなると、右側面にボタン類を配置するのは好ましくないため、この配置にならざるを得ないのだろう。
この5ウェイキーはジョイスティック構造になっており、上下/左右に傾けることで項目の選択や移動が行える。本体の厚みを抑えるという意味では効果的なギミックだが、操作性はお世辞にもよいとはいえない。本製品の中で優先的に改良すべき箇所があるとすれば、おそらくここだろう。
ちなみにメニューの項目数はかなり多く、8種類もの表示モードや、4段階のブルーライトフィルターを備える他、ショートカットも登録できる。ディスプレイの設定自体を保存して切り替える機能も備えている。
最後に、本製品の特徴ポイントを見ていく。
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