プロナビ

小型だけど超パワフル! いろいろと楽しめるASUS「Chromebox 4」を試したLinux開発環境も導入(3/3 ページ)

» 2021年04月28日 12時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]
前のページへ 1|2|3       

Chromebox 4上にLinuxを導入してみた

 一通りのテストを終えて、Chromebox 4はChrome OS端末として見ると高性能、あるいはややオーバースペックにも見える。実際、CeleronやPentiumといったより安価なCPUを搭載する製品でも、思った以上に軽快な動作をしてくれるのがChrome OSだ。Chromebox 4のような高性能モデルをどう活用すべきだろうか。考察してみよう。

 高性能なChromebox 4を生かすとすれば、閲覧用途ではなくクリエイティブ用途ではないだろうか。写真や映像、コンテンツ制作だ。そこで提案したいのが(β版であるが)LinuxのインストールとLinux用アプリケーションの導入だ。

 Chromebox 4だけでなくChromebookも同様だが、最新のChrome OSでは設定画面から簡単な操作でLinuxをインストールできる。Chrome OSの設定画面を開くと、左ペインにデベロッパーという項目があり、Linux開発環境(ベータ版)という項目はその中にある。ユーザーが必要な操作は「オンにする」をクリックするだけで、後は自動的にLinuxのセットアップが始まりプログレスバーの完了を待てばよい。

Chromebox4 Linux開発環境(ベータ版)の導入は設定画面から行う
Chromebox4 Chrome OSでのLinux開発環境の導入は簡単に行える

 Linuxのインストールが完了するとターミナルが起動する。Linux用アプリケーションのインストールはこのターミナルを用い、例えばsudo→apt-get〜〜〜のように通常のLinuxと同様の操作をしていく。今回はChromebox 4に適しているかどうかは別として、統合型3DCGソフトウェア「Blender」を導入した。その際のスクリーンショットが下のものだ。

Chromebox4 Chromebox 4上でChromeブラウザなどとともにLinux版Blenderを起動できた

 レビューの範囲内ではBlenderは問題なく動作していた。Linux用アプリケーションの中には、画像処理ソフトの「GIMP」、動画編集ソフトの「Kdenlive」、ビジネススイートの「Libre Office」など、Windows用にも移植されているものがある。それらはドキュメントも豊富なのでお勧めだ。そして、その操作系はWindowsであろうともChrome OSであろうとも基本的に同じなため、慣れるのも容易だろう。

 また、Googleが定めるChrome OSの自動更新ポリシーで、本製品は2028年6月までOSアップデートの自動更新に対応している。高い性能のモデルを長く安心して使えるのも魅力だ。

 価格はオープンだが、評価機の想定実売価格は税込み8万5320円、CPUをCore i5-10210U、メモリを8GB、ストレージを128GBにしたモデル(CHROMEBOX4-G5020UN)が同6万8220円、CPUをCore i3-10110Uにしたモデル(CHROMEBOX4-G3019UN)が同5万6520円、さらにエントリーモデル(Celeron 5205U/4GB/64GB eMMC)なら同4万1220円といったバリエーションが用意されている。

クリエイティブ用途に活用できる高性能Chrome OS端末

 ここまでChromebox 4のCore i7を採用する上位モデルを検証してきた。Chrome OS用アプリケーションを動かす上では相当に快適で、16GBのメモリ容量もあり安価なChrome OS端末よりもマルチタスク時の動作も軽快だ。特にCore i7クラスのCPUなら、そのCPU性能は多くのスマートフォンよりも高性能である。

 こうしたハイエンドモデルを選択するのは、PC上級者がほとんどだろう。Linux環境も導入できるので、クリエイティブ用途に用いるのも1つの活用方法だ。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  2. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  3. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  4. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  5. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  6. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  7. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
  8. Arm版Windows 11は“普通”に使えるのか? 「FMV UQ-L1」で試して分かった快適さと“鬼門” (2026年07月22日)
  9. Windows 11 バージョン 24H2/25H2搭載のデル製PCに6月のプレビュー更新を適用するとパフォーマンス低下の恐れ 「帯域外更新」で対処 (2026年07月23日)
  10. ケーブル抜き差しで“瞬断”しない、バッファローの高出力な多ポートUSB PD充電器が便利すぎる (2026年07月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー