プロナビ

次期大型アップデート「May 2021 Update」は間もなくリリースへWindowsフロントライン(2/2 ページ)

» 2021年05月11日 12時00分 公開
前のページへ 1|2       

PC市場の成長とともにビジネスを拡大したMicrosoft

 2020年のWindows 10を振り返ったとき、バージョンアップや機能強化も停滞して、ソフトウェア的には大きなトピックがなかったという印象かもしれない。一方で、WFH(Work From Home)需要によりPC市場は近年ない盛り上がりを見せ、調査会社IDCの報告によれば、通年でのPC出荷台数は前年比13.1%増と横ばいまたは減少しか見せなかったトレンドを大きくひっくり返した。つまり、それだけWindows 10のライセンスが大幅に増加したことを意味する。

May 2021 Update(21H1) 2020年通年での世界のPC出荷台数と前年との比較(出典:IDC)

 ZDNetでメアリー・ジョー・フォリー氏も触れているが、もともとMicrosoftは2020年3月の段階でWindows 10の月間アクティブデバイス数(Xboxなども含む)が10億台に達したことを報告していたが、2021年3月段階では何と一気に13億台にまで到達している。

 つまり、それだけPC市場が一気に拡大したことを意味する。それに合わせる形で、Surfaceデバイスの売り上げは同社会計年度で2021年第3四半期(1〜3月期)に前年同期比で12ポイントも増加し、Windows OEMのライセンス売り上げは10ポイント増加している。

 クラウドやOffice 365事業はさらに増加幅が大きく(さらにいえばXboxも)、PC市場の拡大とともに、Microsoftのビジネス機会はさらに広がったとみていいだろう。Microsoft Teamsの高頻度でのアップデートもまた、こういった市場醸成の一端を担った可能性もある。

 一方でそれと引き換えというわけではないが、Windows 10そのものの停滞が目立ってしまったのは否めない。先日のWindows 10Xの開発中止を含め、Sun Valleyのような大規模な変化が既存環境に満足するユーザーに受け入れられるのか、2021年はOSにとってのチャレンジの年となる。

 これらの動きを押さえつつ、2021年の年の瀬までのMicrosoftをぜひウォッチしてほしい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  3. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  8. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年