Apple M1搭載iMacはStay Home時間を快適にする最強のアイテム(5/5 ページ)

» 2021年05月18日 22時00分 公開
[林信行,ITmedia]
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デスクトップPCの魅力を改めて気づかせてくれる存在

 いろいろと大きく変わった新型iMacだが、実は性能進化を最も強く感じさせるのがリモート会議のための部分だ。ディスプレイ上部に内蔵された1080p対応のFaceTime HDカメラは、Mac史上最高品質のカメラシステムになる。

 これまでのMacの内蔵カメラと比べて解像度も2倍なら、M1プロセッサを用いたコンピュテーショナルビデオ(機械学習を用いて映像をきれいに加工する技術)で1秒間に1兆回以上の演算スピードで各ピクセルを分析/補正し、部屋が暗くても最適な光で撮ったようにユーザーを映し出す。

 さらには、曲作りやPodcastの録音にも使えるレベルにマイクも大幅進化している。スタジオ品質の3マイクアレイはハウリングを抑え、ビデオ会議中に同じ部屋にいる子供が騒いでもその声は拾わず、目の前にいるユーザーの声だけを拾うビームフォーミングテクノロジーを採用しており、リモート会議用PCとしても強力だ。

24インチiMac Apple M1のISP(Image Signal Processor)で1秒間に1兆回以上の演算を行い、Neural Engineで露出やホワイトバランスを調整することによって美しい映像を実現している

 初代iMacが登場した1998年頃は、まだノートPCは高価な上に画面サイズが小さく、デスクトップPCが主流の時代だった。ノートPCの出荷がデスクトップPCの出荷台数を抜いのは2008年(iSuppli調べ)だ。その後、ノートPCは価格を下げつつも性能は向上し、画面も大型化。今やPCの主流といえばすっかりノート型で、デスクトップPCをほとんど知らないという人も増えているのではないかと思う。

 しかし今回、新型iMacのテストで久しぶりにデスクトップPCを使うと、改めてその魅力に気付かされることになった。

24インチiMac 1998年に登場した初代「iMac」

 まずは画面が机の天板から高い位置にあるため、うつむかずに正面を見て作業ができることだ。

 ノートPCの画面は、どうしても低い位置にあるので首を曲げ上からのぞき込む姿勢になりStay Homeでの長時間の作業は肩こりや腰痛の元になるが、iMacで同じ作業をすると圧倒的に身体への負担も少なく楽になる。

 これに対してiMacの大画面は快適だ。ウインドウを3つ4つ開いても余裕があるし、映画を見ている際の迫力も違う。ヘッドフォンなしで迫力の音が楽しめるのもいい。

 とはいえ、既にノートPCを持っている人には、さらにもう1台PCを買うことはぜいたくだったり、無駄に思えたりする人がいるかもしれない。

 そんな罪悪感をちょっとだけ和らげてくれるのが、ユーザー切り替え機能を使って家族で共有して使うというスタイルだ。

 ユーザー切り替えは、リビングにiMacを1台置いて、時間を決めて家族全員で共有する。新型iMacでは、ついにキーボードに指紋認証のTouch ID機能が搭載され(下位モデルはカスタマイズで対応可能)、これでApple Payの支払いからPCへのログインなどができてしまう。

24インチiMac 新型iMacの上位モデルにはTouch ID搭載のMagic Keboardが付属する

 そして何と言っても便利なのが、いちいちメニューからユーザー切り替えなどの操作を行わなくても、Touch IDに指を置くだけで、どのユーザーかを判別し、ユーザー切り替えができるようになったことだ。

 家族でもお互いのプライバシーを尊重し、お互いのパスワードなどを秘密にしておけばリビングルームに置いたiMacでも自分だけの書類、自分だけの連絡先、自分だけのブックマークやゲームスコアで自分のMacとして楽しむことができ、Apple IDを通して自分のiPhoneとの連携を楽しむことも可能だ。

 ワクチンの接種が進みCOVID-19の状況が落ち着いたとしても、一度、火がついたStay Home時間の質を向上させる流れは変わらないはずだ。人によって、どの部分に投資をするかの考え方はさまざまだろうが、iMacは、その質を一気に向上させる注目アイテムの1つであることは間違いない。

 注目の新製品は、5月21日から順次出荷される模様だ。

24インチiMac
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