一体化スタンドで頑丈! プリンストンの4K対応モバイルディスプレイ「UP-M156T4K」を試す液晶ディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2021年06月14日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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4K対応ながらUSB Type-Cケーブル1本で給電まで対応

 では実際に使ってみよう。前述のように、本製品は、スタンドが本体に一体化したデザインになっており、通常は背面に折りたたんでおき、利用時にはフォトスタンドのように展開する。

 接続方法はUSB Type-CもしくはHDMIで、2つのUSB Type-Cポートと1つのminiHDMIポートを搭載する。これらの接続ポート、およびメニュー操作用のボタンが、本体ではなくスタンド側に搭載されているのは珍しい。USB Type-Cポートは2基あるが、試した限りでは機能に差はないようで、どちらを使っても映像信号の伝送が可能だった。

 DispalyPort Alternate Modeに対応したデバイスとはUSB Type-Cケーブル1本で、それ以外のデバイスとはHDMI経由で接続する。HDMIの場合は別途電源の供給が必要になる他、タッチ操作を行う場合はデバイスとUSBで接続する必要がある。総合的に考えると、HDMI接続時は、外部電源ではなくノートPCのUSBポートから給電するのが、タッチにも対応できてスムーズだろう。

UP-M156T4K 2基のUSB Type-CポートとminiHDMIポートをスタンドの左側面に搭載する
UP-M156T4K USB Type-Cケーブルであれば、1本で信号伝送および給電が行える。今回の試用環境(ThinkPad X1 Carbon 2019年モデル)では、4K対応ながら補助給電なく表示できた
UP-M156T4K 斜め方向から見たところ。やや暗くなりやすい傾向があるようだ
UP-M156T4K ポートが本体ではなくスタンド側にあるため、ノートPCにぴったり寄せてもコネクターが干渉しないのは利点だ
UP-M156T4K ノートPCと背中合わせに設置して、プレゼン利用などにも対応できる
UP-M156T4K 10点マルチタッチにも対応する。USB Type-Cケーブルで接続する場合は、ケーブル1本でこのタッチ信号の伝送までこなしてしまう

 メニュー調整のボタンは2つで、電源ボタンを兼ねるメニュー呼び出しボタンと、メニューの上下選択および決定に使用するジョグダイヤルを搭載している。ただし本製品はタッチ操作に対応しているので、メニューを呼び出しさえすれば、あとは画面をタッチしながら操作できる。従って上記ボタンのうちジョグダイヤルの出番はほとんどない。

 気になる部分があるとすれば、このボタンが本体ではなく、スタンド側に搭載されていることにより、脚を大きく開いた状態で操作すると、ジョグダイヤルを動かす方向とフォーカスが移動する向きが一致せず、微妙な違和感があることだ。これは現状、慣れるしかない。

 ジョグダイヤルの上下には、輝度/音量調整のショートカットが割り当てられている。本製品と同じメニューを採用する過去製品はこの機能がなく、直感的に操作できて便利なのだが、これらはなぜか画面の右端ではなく、ボタンから遠く離れた左端に表示される。右端に表示されるメインメニューとは排他なので、位置が重なるからという理由は考えにくく、少々不思議な配置だ。

UP-M156T4K スタンドの右側面には、メニュー操作用のボタンとジョグダイヤルがある。3.5mmのイヤフォンジャックも搭載している
UP-M156T4K OSDメニューのデザインは、以前紹介した同社の「PTF-M133T」と全く同じで、基本的にタッチで操作する。ラベルが少なく、パット見で何のためのメニューか分かりづらいのが難点だ
UP-M156T4K ジョグダイヤルを下に押すと、輝度調整のショートカットメニューが表示される
UP-M156T4K ジョグダイヤルを上に押すと、音量調整のショートカットメニューが表示される
UP-M156T4K ジョグダイヤルおよび電源/メニューボタンは本体ではなくスタンド側に用意されており、角度をつけた状態では直感的に操作しづらい

 ところで、一般的に4Kのディスプレイは消費電力が大きく、モバイルディスプレイの売りであるUSB Type-Cケーブル1本での駆動が、事実上行えない製品も多い。欲張って4K対応モデルを選んだがために、外出先での利用に電源ケーブルまで持ち歩かなくてはいけなくなってしまったというのはよくある話だ。

 しかし今回の試用環境では、問題なくすんなりと接続できた。正確には、接続直後にいったん低い輝度(30%)に切り替わるのだが、これは他の製品にもよく見られる仕様で、接続が完了すれば、その後は輝度も元に戻せる。100%まで上げてみたが、他社製品で見られたリセットがかかって再び低い輝度に切り替わる症状も見られなかった。

 もちろんあらゆる環境でケーブル1本での駆動が保証されるわけではないが(本製品にACアダプターが添付されていることからも明らかだ)、本連載で過去に紹介してきた4K対応ディスプレイは、今回と同じ試用環境でうまく駆動しない製品も少なくなかったことを考えると、本製品は非常に優秀といえるだろう。

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