ソースネクストは2021年7〜8月にかけて、オンライン翻訳デバイス「ポケトーク(Pocketalk)シリーズ」の初代モデルを除く全機種に無償のソフトウェア更新を実施する。これにより、新機能として「グループ翻訳」と「ポケトーク字幕」が追加される。
グループ翻訳は、複数のポケトークをつないで複数言語の話者とコミュニケーションを取れる機能だ。1つのグループには最大100人まで参加できる。
使い方は、通常のポケトークとほぼ同様だ。グループチャット画面を開いた後、ボタンを押しながらポケトークに話しかけると、参加者にテキストでその内容が送付される。テキストは、参加者ごとに指定した言語に翻訳される。逆に、別の参加者がポケトークに話しかけて送信したテキストは、自分が指定した言語に翻訳される。
ポケトーク字幕は、Windows 8.1/10 PCのカメラ映像に翻訳した字幕を合成する機能だ。時期は未定だが、Mac(macOS)にも対応する予定はあるという。
Windows 8.1/10では、仮想カメラアプリとして組み込まれる。この仮想カメラを有効にした状態で、ポケトークで「ポケトーク字幕」を起動して話しかけると、カメラの映像に翻訳文(字幕)がリアルタイム合成される。外国語の話者とのWeb会議において、より迅速にコミュニケーションを取れるようになるという。
仕組み上、ポケトーク字幕はWindows上でカメラを扱える全てのアプリで利用できる。ソースネクストとしては「Zoom」「Microsoft Teams」など、主要なWeb(ビデオ)会議アプリに対応する予定だという。
ポケトーク字幕をWindows 8.1/10 PCに組み込むと、ポケトークで話した内容の翻訳結果がカメラの映像に合成される。Web会議アプリにおいて利用するカメラとして「ポケトーク字幕」を指定すれば、通訳を挟まずに直接コミュニケーションを取れる先述の通り、グループ翻訳とポケトーク字幕は初代を除く全てのポケトークで利用できるようになる。具体的には、以下のモデルで対応する見通しだ。
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