一方の「ProLite 2875UHSU-1B」は、4K(3840×2160ピクセル)の高解像度に対応した28型の大画面液晶ディスプレイだ。
4K画面の情報量は、一般的なフルHDの4倍にも上る。本製品はRGB各色10bit入力に対応し、約10.7億色の表示が可能なので、精細かつ階調豊かな表示が行える。
4Kというと表示が細かすぎるイメージがあるかもしれないが、28型の大画面なので、Windowsの表示スケールを125〜150%でも十分な表示の大きさと広い作業領域を両立させることができる。
ProLite 2875UHSU-1Bは、4K UHD(3840×2160ピクセル)の画面解像度に対応した28型の大画面液晶ディスプレイだ。ボディーサイズは約659.5(幅)×230(奥行き)×410.5〜540.5(高さ)mm、重量は約7.5kgある。原稿執筆時の価格は税込み6万7100円だったビデオ会議をしながらオフィスアプリで作業をする、チュートリアル動画を見ながら開発ツールやクリエイティブツールの実作業をする、PDFやWebの資料を見ながらPowerPointでプレゼンテーション資料を作成するといったことを、ウインドウの切り替えなしでスムーズにこなせる。A4文書を見開きで表示して、レイアウトの印象などを見比べるといった用途などにも便利だろう。
表面はノングレア仕上げで、眼精疲労を引き起こしやすい照明などの映り込みが少ない。同じく眼精疲労の原因と言われているブルーライトをカットする「Blue Light Reducer」機能も搭載する。さらに、画面は、高さや角度、向きも柔軟に調整できる多機能スタンドを採用しており、机や椅子の高さ、姿勢などに合わせてこまめに調整できるのもうれしい。
右側面にUSBハブ機能があるのも便利だ。アップストリームはUSB 3.0で、ダウンストリームはUSB 3.0とUSB 2.0が2基ずつある。Webカメラ、キーボードやマウスなどを接続して、簡単に着脱可能だ
背面にHDMI 2.0、DisplayPort、D-Sub 15ピン、DVIと4種類の端子を装備する。対応PCを利用すれば、HDMIでもDisplayPortでも4K/リフレッシュレート60Hz表示ができる
OSDメニューはシンプルな構成だ。高解像度を生かし、異なる入力端子からの2画面の同時表示にも対応する。小画面表示(Picture In Picture)と2分割表示(Picture By Picture)を選べる
サポート対象外となるが、スタンドの向きを変えて付け替えることで縦位置での利用が可能だ。スタンドの接続にVESAマウント(100×100mm)を利用しているので、別途VESAモニターアームも利用できるだUSBハブ機能を搭載しているのも便利だ。Webカメラやヘッドセット、外付けキーボードやマウスといった周辺機器をディスプレイ側に接続しておけば、USBケーブル1本でこれらの着脱が可能だ。
ビデオ会議の際、Webカメラの位置が低いと見下ろすようなアングルになるため、あまり映像の印象が良くない。ノートPCの内蔵カメラを利用する際にノートPCの位置を高くして使うなど工夫している人もいるが、別途Webカメラを購入して高さ調整ができる外付けディスプレイの上に設置すれば簡単に解決する。カメラも高画質のものを選べるのでお勧めだ。
150%拡大表示でExcelとWebページ、スタートメニューを表示させた。4Kの解像度は作業領域が広く、複数アプリの画面を切り替えなしに同時表示可能だ。さらにノートPCの画面を自由に使えるので、資料作成などの作業もスムーズになる続いて、これらのディスプレイに接続するお勧めのノートPCをチェックする。
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