ここまでディスプレイにフォーカスしたが「ブラウザやオフィスソフトの起動が遅い」「起動や再起動のたびに長く待たされる」「ビデオ会議中に音声が途切れたり遅延したりする」などの理由で作業効率が低下しているならば、画面を大きくしても根本的な解決には至らない。新しいPCも一緒に購入することをお勧めしたい。
テレワーク向けに新たに導入するならば、今回利用したマウスコンピューターの「mouse B5-R5」は適性が高く、安心して利用できる1台だ。CPUに6コアのRyzen 5 4500U、ストレージに高速なNVMe SSDを搭載し、起動やスリープからの復帰が速くて快適で、ちょっとした画像や動画の加工、ビデオ会議やオフィスアプリのマルチタスクも楽々こなせるパフォーマンスを備える。
15.6型のノングレアの画面とキーピッチ約19mmのキーボードを備え、Webカメラやノイズキャンセル対応のデュアルアレイマイクを内蔵し、単体でもしっかりとテレワークで業務がこなせる仕様になっている。HDMIとUSB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)の2系統のディスプレイ出力端子、合計4基のUSBポートで周辺機器の接続もばっちりだ。
さらに、約1.62kgとたまに持ち運ぶなら苦にならない重さで、バッテリー駆動時間も約8.5時間(JEITAバッテリー動作時間測定法Ver.2.0の公称値)と長く、リモートワークやローテーション勤務にも対応できる。
直販サイトの価格はメモリ8GBの標準構成で9万台〜だが、原稿執筆時は期間限定の夏のボーナスセール中で税込み8万7780円(送料込み)とお得になっていた。最近はビデオ会議ツールも多機能化しているので、長く快適に使いたいなら、BTOでメモリを16GB以上の構成にしたものをプッシュしたい。
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