キーボードはテンキーレスで、6列のアイソレーションタイプを備える。ゆったりとした配置でタイピングの感触も良好だ。静音設計な上にNキーロールオーバーにも対応する。ただし、Deleteキーとファンクションキーの位置が一般的な製品より右にある点には注意したい。
例えば、Deleteキーを押すつもりでF12、F9を押すつもりでF8など、慣れないとミスタイプを連発しやすい仕様になっている。また、Enterキー回りで見られる不規則なキーピッチも気になる。テキスト入力においてはかなりマイナス面が大きいと感じるが、ファンクションキーは4つのキーごとに間隔を空けて並べられており、ゲーミングのみであればそれほど違和感なく使えるのかもしれない。
キーボード奥のホットキーで、統合ユーティリティー「Armoury Crate」の起動、パフォーマンスモードの切り替え、マイクミュート、音量調整が行える。Armoury Crateの起動やパフォーマンスモード切り替えは、本製品を使い込んでいくとよく行うことになるため、このキーの存在は便利だろう。
キーボード右端には、メディア操作やPrintScreenキーがある。日本語キーボードにおいては、Enterキーの右側にキーを配置することは好ましくないとされるのが一般的だが、キーボード全体のサイズにゆとりがあって右端までは小指が届きにくいため、ミスタイプしやすいようには感じなかった。むしろ、画面キャプチャーを多用する際は、PrintScreenがこの位置にあるのは便利だろう。
テンキーレスの6列アイソレーションタイプを採用する。キーストロークは約2mm、キートップは約0.15mmのわずかな凹みがあり、指を置きやすい。タイピングの感触自体はとても良いが、最上段のキーが一般的なキーボードより右側にズレて配置されている15.6型の液晶ディスプレイは、2560×1440ピクセル(WQHD)の高解像度表示をサポートする。DCI-P3 100%をカバーする広色域に加え、リフレッシュレート165Hzの高速描画にも対応しており、応答速度も3msと高速だ。動画やゲームの動きを滑らかに表示することができる。
ディスプレイ同期技術のFreeSync Premiumにも対応しており、フレームレートがリフレッシュレートより速すぎる際に起きる画面の乱れや、フレームレートがリフレッシュレートを下回る際のカク付きなどを防げる。
サウンドシステムはDolby Atmosに対応し、音が聞こえる方向や距離などをリアルに再現した臨場感あるサラウンドサウンドが楽しめる。ステレオスピーカーにはスマートアンプを搭載しており、音割れなく大きな音圧を再現できる。
15.6型で2560×1440ピクセル表示対応の液晶ディスプレイは、DCI-P3を約100%カバーする広色域で、165Hzの高速リフレッシュレートにも対応する。映り込みの少ないノングレア仕様で目が疲れにくく、IPSレベルのパネルで視野角も広いベンチマークテストの結果は道だろうか。
Ryzen 9 5900HX×RTX 3080×300Hz液晶のモンスターPC「ROG Strix SCAR 17」を試す
Ryzen 9 5900HS×RTX 3080で快適ゲームプレイ! ASUSのゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G15」(2021年版)を試す
約50万円だけど“全部入り”ノートPC「ROG Zephyrus S17 GX703」の魅力
13.4型のゲーミングPCに外付けGPUユニットを用意! ASUSの「ROG FLOW X13」を試す
RDNA2ベースのノートPC向けGPU「Radeon RX 6000Mシリーズ」登場 搭載PCは順次登場Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.