最後に、バッテリーについて調べておこう。Windows 10で使える「Battery report」によると、バッテリーの容量は5万7500mWhであった。
これを踏まえて「PCMark 10 Battery Profile」の「Gaming」でテストしてみたが、その結果は1時間37分だった。マシンパワーがある分、バッテリーの消費も多く、内蔵バッテリーだけではそれほど長く駆動できないようだ。もちろん、一般的なビジネスアプリケーションの利用では、さらに長い時間の動作が可能だ。
ここまで見てきたことから分かるように、OneGX1、OneGX1 Proと歩みを重ね、ONEXPLAYERまで進化したこのシリーズは、ついに手元で自由にゲームをプレイできるPCとして仕上がってきた。これであればプレイできるゲームの幅も広がるし、楽しみも増えることだろう。
ただ、フルHDサイズでのベンチマークテストからも想像できるように、2560×1600ピクセルという高精細な画面を生かしてゲームをプレイするにはもう少しパワーが欲しいところだ。
しかし解像度と描画品質を調整すれば、AAAタイトルでも十分にプレイできるのは大きい。加えて外付けGPUボックスが利用可能なので、さらに遊べるタイトルの幅が広がる。公式ストアで本体と同時購入ならば、AKiTiOのThunderbolt 3接続の外付けGPUボックス「Node Titan」を税込み4万円で追加できる。こういったことを総合的に考えれば、小型のゲーミングPCを探している人には、ぜひ選択肢に加えて欲しい1台となるだろう。
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