細かく追いかけると、他にも多くの違いがあるのだが、全体に言えるのは「あらゆる面で昨年のiPhoneよりもよくなった」ということで、悪く言えば全く新しい要素は少ない。しかし、それだけに完成度は高い。実際の評価は実機で下したいが、手元にあるサンプル画像を見る限り、カメラの進化は今回も予想を超えてよくなっている予感だ。
iPhone 13世代に搭載されたA15 Bionicチップは大幅なアップデートというわけではないが、あらゆる面で少しずつ高性能になっている。昨年のモデルから買い換えるという人は少数派だろうから、バッテリー駆動時間が長くなったことと合わせ、さらに前の世代からの買い替えならば、今回のカメラのアップデートも高いモチベーションになる。
しかし知的好奇心という面では、やはり来年が楽しみというのが偽らざる感想だ。A16 Bionicとなるだろう来年は、トランジスタの集積密度が大きく高まる3nm世代に切り替わるとみられているからだ。
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