ところで、本製品は既存のドアベルから電源を取るためのワイヤー端子も用意されているが、基本的にはバッテリー駆動での運用を想定した製品だ。バッテリーが減ったら本体をプレートから取り外し、USB Type-C経由で充電を行い、完了したら再びプレートに取り付けて使うというサイクルで運用する。
この仕組みは、電源ケーブルをドアに貫通させる必要こそないものの、ベースプレートの固定にネジを使うことから、賃貸住宅では使えないことに変わりはない。盗難リスクはあるとはいえ、前回紹介したGoogle Nest Camのように、マグネットで吸着させる仕組みがあればよかったのにと思う。
バッテリーについては、充電が必要な時はアプリ経由で通知されるので、知らないうちに使えなくなっていることは考えにくいが、充電の手間を面倒がるユーザーにはお勧めしにくい。日本国内では有線モデルの発売/アナウンスがされていないため、本製品のこの利用スタイルに合うかが、大きなポイントになるだろう。
もっとも、その点さえクリアできるならば、その実用性はピカイチだ。次回は玄関に取り付けた本製品の具体的な挙動を、本製品と同時発売のネットワークカメラ「Google Nest Cam」とも比較しつつチェックしていく。
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